本演習は、ミクロ経済学またはマクロ経済学の基礎的なテキストの輪読を中心に行います。参加者は、各回の指定範囲を事前に精読し、基本概念の確認や理論構造の把握、仮定の整理を十分に行った上で出席することが求められます。
単なる内容の受け売りに留まらず、論理展開の妥当性や分析手法の特性を吟味し、自らの言葉で要約・説明できるまで習熟することが必要です。報告担当者は、内容を的確に整理して説明してください。テキストについての疑問点や問題点の提示も大いに歓迎します。また、他の参加者も積極的に質疑やコメントを行い、相互に理解を深める姿勢が期待されます。
報告に際しては、重要な概念や定義を正確に捉え、分析結果の意味を説明してください。必要に応じて図表や資料を用いてください。テキストを単に朗読することは報告ではありません。あわせて、テキストの議論が他の理論や現実の経済事象とどう結びつくかについて考察することも重要です。こうした準備と討論を通じ、基礎理論の定着を図るとともに、論理的思考力と経済学的分析能力の向上を目指します。
使用テキストは、履修者の関心や既習状況、数学的準備の状態を踏まえ、初回および第二回の演習において、全員で相談の上で決定します。基本的には、特定の見解に偏らない標準的な体系的文献を選定する予定です。
本演習は、主体的な準備と継続的な参加を前提として運営されます。十分な予習時間を確保し、討論においては論理的かつ簡潔に意見を述べるよう心がけてください。各自の準備状況がゼミ全体の質を左右するため、責任を持って取り組むことが不可欠です。本演習を通じて経済理論の基礎を固め、将来の専門的な学習や研究の礎を築くことを目標とします。
質問のある方は、個別に対応しますので、まずは、a.shibata@osaka-ue.ac.jp までメールで連絡をください。