若くして数々の人間を殺めてきた殺人鬼
なにか錠剤のようなものをよく食べている、本人はラムネと言っているが…
明るいような、ヘラヘラしているような、生意気なような。
本来の自分を隠そうとしており、過去などを深く知ろうとすると機嫌が悪くなる。
とても素直で機嫌が態度に出やすい。
己刈は捨て子、拾われたが暖かい家庭は愚か、トラウマとなる出来事が待っていた。
具体的には性虐待、他にも奴隷のように扱われてきた。
そのため殺人鬼となった今は、性虐待をする人物を中心に殺害している。
今でも過去の性虐待がトラウマで、性欲はあれど自分が優位に立っていないと怖い、更に無理やりやられるとトラウマがフラッシュバックして、最悪意識がなくなってしまう。
過去を思い出したくないので殺戮行為をするし、深く知ろうとする人には拒絶反応を示す。
自分が弱く見られて酷い目に遭わないための自己防衛を続けた結果、今の性格になった。
「俺は猫架 己刈って名前。テキトーに呼べば?」
「別に好きで殺してるわけじゃないし、殺人が最悪とか思わないでほしいね。他のことにも目をつけろよ」
「あっはは!ウケる!面白いね、お前!」
「何って、ラムネ食べてるだけ。人が食事してんのジロジロ見ないでくれる?……ラムネだってば。お前が知らないメーカーのラムネなんじゃない?」
「人殺しは地獄に落ちる?へー、上等。地獄に行っても同じこと。気に入らないやつは殺す、閻魔とやらも殺せばいーじゃん。」
己刈は過去に捕まったことがあり、千風が監視役を勤めた。
己刈は誘惑して抜け出そうと考え千風に近づいたが、千風は動じなかった。
しかし、千風は己刈と接して、知るたびに魅了されていった。
更に彼の行動や発言にも違和感を抱き、放っておけなくなり、助けたい気持ちと彼を知りたい気持ちで満たされた。
現在は千風の提案で警察に協力するのを条件に己刈は釈放されている。
並外れた身体能力と観察能力を使い犯人を捕まえる手伝いをしている。
宵時さん(よその子)
同じ殺人鬼として仲良くしている。
孤独で辛い人生を送ってきた己刈にとっては友達という存在は大きく、内心とても嬉しかったりする。
セイ
愉快な人だなぁと思っている。正直うざったい。
でも面白いとこもあるので関わることを許してあげているらしい。
殺しを仕事にする感覚がよくわからない、殺し屋なんて何故やるんだろうと疑問を抱いている。