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数多の海域を遊泳する標炎竜の雄個体
海の中では顔が広く、ルウヘイド とも定期的に交流しているようだ
かなりの食いしん坊が故の乱暴さが目立つが、実際は友好的で無害に等しい生命体。
海の中で顔が広いだけあって、性格も悪くはない。仲間からは信頼もおかれているようだ。
陽気で積極的で、故に海にやってきた生命体には必ず歓迎をしている。
ロフィセスの1番古い記憶にある光景は、真っ暗な深海だ。そこには今はあまり見ないような生き物ばかりで、大きいイカや、不思議な———魚?もいたような。
そんな彼は今、深海ではなく、数多の海を遊泳している。
家族や仲間だって確かにいたのだが、どうにもロフィセスには同じ場所に留まることは向いていないらしい。
彼の関わり方は、広く浅くだ。いや、深くなれない、の方が正しいのかもしれないが。
しかしそのおかげか顔は広い。それに、仲間からは強い信頼も受けている。
充実している、と彼は言ってはみせるが———?
どことなく、仲間たちが団結して生き延びている姿を目で追ってしまう。いつものメンバーで談笑しながら泳いでいる生命を見ると、つい考え込んでしまう。
———まぁ、いっか。
なんだかそんな言葉が口癖だ。
———生は一期一会、生は短きもの。だから、いっぱい経験した者勝ちなのだ。
久々に、深海にでも行ってみようか。
「歓迎するぜ、ようこそ神秘なる海へ。数知れずの海獣、または海に生きる数多の生命もオマエを歓迎してる。オマエを見ている。さあ! 陽に照らされキラキラと光る海、その綺麗さに溺れぬよう、呑み込まれぬよう、どうぞ優雅に泳いでくれ!」
「海の最果てへの憧れねぇ、分かるけどもさぁ。……いや、オレも定期的には行ってるぜ。ただ、ちょっと寒いってだけだろうよ」
「海に来る人間って、どうにも身が詰まってなくて———あ!! いやいや、食べはしないって! 健康面大丈夫かな〜って気持ちだってば。本当だって!」
「居場所、ってよくわからねぇや。なんかさ、オレにはただふらふらと遊泳してるのが合うんだろうよ。……ほんと、な」
「肉! 肉!! 美味いぜぇ〜? 食わねぇのはもったいない! 食べれんなら食べた方がいぜ〜、持ってきてやろうか?」