この度、日本赤ちゃん学会第18回学術集会を2018年7月7日-8日(プレコングレス7月6日)に東京大学本郷キャンパスにて開催させていただくこととなりました。東京での開催は、2012年以来となります。
大会のテーマは「発達の予兆~赤ちゃん学から保育の未来を占う~」としました。医療、工学、心理学、社会学など多面的な視点から赤ちゃんを総合的にとらえる「赤ちゃん学」から、保育の未来について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
本大会を主催するのは、子育てや保育の質の保障と向上を目指し、発達基礎科学・子育て保育・政策・人材育成の4部門から研究に取り組む東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(通称Cedep)です。大会ではこの4つの部門ごとにシンポジウムを企画しますので、赤ちゃんの発達に関する最新の基礎科学研究から、赤ちゃんの健やかな育ちを支える人材の育成、そのための社会システム・政策のあり方に至るまで、実に幅広い議論が行われると期待されます。つきましては、赤ちゃん学研究に携わる方だけでなく、子育てや保育に関わる実践者の皆様、そして次世代市民の育成に興味関心のある一般市民の皆様に広くご参加いただくことができますと幸いです。
なお、メイン会場である本郷キャンパス安田講堂の地階にある中央食堂は本年4月に改装工事が完了しリニューアルされます。また、上野動物園ではジャイアントパンダ「シャンシャン」が誕生しようやく観覧できるようになりました。他にも、周辺には徒歩圏内だけでも谷根千、後楽園、上野をはじめ様々な観光地がありますので、学会だけでなく東京散策も楽しんでいただけることと思います。
大会長 遠藤利彦(東京大学大学院教育学研究科・教授/同附属発達保育実践政策学センター 副センター長)