6/25(水)、ORION COFFEEにて哲学カフェを開催させていただきました。
今回は初めて、「子ども哲学カフェ」を実施し、総勢10名を超える子どもたちが参加してくれました。
当日は「AIロボットと友だちになれるのか?」というテーマを軸に進行しました。馴染みの薄いテーマにも関わらず、ファシリテーターの問いかけに対して一生懸命に考えながら取り組んでくれました。
AIロボットに関連して、「友だちになるとはどういうことなのか」や「優しさとは何か」といった話題が挙げられました。それに対して、「友だちになったら楽しいけど、友達になっていくまでは気まずい」や「自分のしてほしいことをしてくれたら優しい」などの実体験をもとにした様々な意見が飛び交いました。また「(仲良し度)50%の友だち」があり得るという声もあり、子どもならではの感覚的な捉え方を興味深く感じました。一方で、AIロボットに対しては「頭がいい」という理解で留まっている様子が見受けられましたが、それ以上の深い議論には至りませんでした。しかし、哲学カフェが後半になるにつれて、子どもたち同士で意見交換していた場面が非常に印象的でした。
今回の哲学カフェでは、導入としてテーマに沿った短い物語を用いましたが、実はこの原案は生成AIによるものでした。子どもたちはこの物語で登場するAIロボットから「優しさ」を感じ取っていましたが、生成AIが「優しさ」を理解しているように見えたと興味深さを覚えたメンバーもいました。
ご参加していただいた皆さま、ありがとうございました。