Project of AIT-25
Project of AIT-25
2025年活動は、2024年大会に目標と掲げていた「全種目完走」を果たすために活動を行ってきました。
2025年大会では、目標としていた全種目完走を果たすことはできなかったものの昨年度より機械面、制御面のどちらでもマシンの信頼性を向上することができ動的審査の得点は向上することができました。しかし、オートクロス審査走行後に大会前に発生し大会前までの学内での試走にて解決していたはずの問題が再発してしまい、競技の安全のため自主的に棄権することとなりました。このことで、エンデュランス出場を果たすことが出来ず全ての動的種目出走を果たすことが出来ませんでした。また、静的審査では昨年度に大幅な点数向上を果たしたデザイン審査での点数低下やコスト審査書類の不備による再提出により昨年度とほぼ同じ点数となってしまいました。また、2025年目標として、全ての動的種目に出場し完走させることとしていたため目標を果たすことが出来ませんでした。しかし、昨年に引き続きすべての車検に全て合格し動的種目に出場できたことはチームとして大きな成果であると感じております。
今年度、昨年度はフロントでのみ採用していたマルチリンクサスペンションの導入により足まりの完成度は向上できました。
2026年度は大会期間が例年より1か月早いことから車両の新規製作は行わず電気系の見直し、足回りの改良を行いたいと考えています。
1年間の活動において、大会に出場し結果を残すという目標にチームが一丸となり活動が出来たと考えております。自分の頭でよく考え、よく調べ、時には失敗も経験しチームとして、人として大きく成長できたと感じています。
最後になりますが、2025年のプロジェクトを支えて下さったスポンサー様、大学関係者の皆様、大会関係者の皆様、OB・OGの皆様、他大学の皆様のご支援とご理解がなければ、この1年間取り組むことが出来ませんでした。学生フォーミュラという貴重な活動を通じて、多くの経験を積み私自身大いに成長することが出来たと思います。
この場をお借りして感謝申し上げます。1年間ありがとうございました。
石田 匠(B3, 工学部 機械学科)
津坂 亮博(工学部電気学科 講師)
西島 義明(機械学科 教授)
太田 英伸(機械学科 准教授)
武田 亘平(機械学科 准教授)
加納 理史(B2, 工学部 機械学科)
中根 健介(B2, 工学部 機械学科)
後藤 優月(B2, 工学部 機械学科)
松田 直樹(B2, 工学部 機械学科)
横田 健太郎(B2, 工学部 機械学科)
小林 和馬(B3, 工学部 機械学科)
宿輪 依央(B2, 工学部 機械学科)
濱島 充(B2, 工学部 機械学科)
大草 圭佑(B2, 工学部 機械学科)
小林 翔(B4, 情報科学部情報科学科)
小川 敬寛(M1, 工学部 機械学科)
福元 達也(B4, 工学部 機械学科)
※赤字:パートリーダー
AIT-25のコンセプトは「安心して踏んでいける車」です。
シャシー
レギュレーションに適合させつつ、これまでICV時代のフレームから小改良のみにとどめていたフレームをEV車両に最適化し、ACCの積載性の向上を目指してフレームを設計しました。
サスペンションは、2023年開発目標であった「安心して踏んでいける車」を引き続き追及するため2024年活動ではフロントサスペンションジオメトリを一新しました。開発の狙いとして、“旋回時の安定性向上”、“限界性能の向上”、“路面追従性の向上”、“スラロームタイムの向上”の4つを狙いました。先述の狙いを達成するためフロントサスペンションをマルチリンク化し弊学初のマルチリンクサスペンションを製作しました。
このサスペンションの開発思想として、「旋回ロール時のトレッド一定」と「旋回時に沈み込むロールをする」の2点です。「旋回ロール時のトレッド一定」は、旋回時にトレッド変化してしまうとタイヤが静摩擦から動摩擦に変化してしまい、摩擦係数が下がってしまう。また、トレッドが変化してしまうと本来のコーナリングフォースを出したい方向とは逆にタイヤが変形しコーナリングフォースが減りコーナリングフォースの限界値が低下する可能性がある。これによって車両の限界値が低下すると考えました。正面視でのジオメトリー設計ではロール時にトレッド変化しないことを最重要事項として設計を行いました。「旋回時に沈み込むロールをする」は、ロール時に重心が旋回外側かつ下方向に移動することで旋回外輪の荷重が増えコーナリングフォースが増大すると考えました。また、旋回中に重心が下がることで安定した旋回が実現できると考えました.
パワートレイン
2025年活動では、「信頼性と耐久性能の向上」を掲げ開発してきました。
駆動用バッテリーをこれまで1セグメントに24セルのものを4セグメント直列にしていた物を、2並列にすることでより一層出力を上げることが出来ると共にエンデュランス走行で全開走行を行っても走り切れるよう設計を行いました。
また、昨年度モーターブラケットの剛性不足により振動や変形、歯飛びが起きており振動でインバーターにエラーが出るなどの問題があったため剛性の向上を目指し、モーターブラケットの設計を行いました。
エレクトリック
株式会社デンソー様からご支援頂いているモータ・インバータを使用しており、最大トルク60[Nm]のモータで駆動しております。また、エネルギー密度と高寿命であることから、駆動用バッテリーにはリチウムイオンバッテリを採用致しました。バッテリセルは定格電圧3.8[V]、最大電圧4.2[V]であるため、最大駆動システム電圧はセル最大電圧×セル直列数=403.2[V]でありますが、使用している部品の都合上、充電時にAMSにより4.1[V]で充電を終了するため、システム最大電圧はセル最大電圧×セル直列数=393.6[V]となっております。同様に、セルの最大/定格電流が各50A/2Aであるため、AIT-24の最大/定格電流は2並列であることから、最大システム電流は100Aとしました。
今年度に関しましては、エンデュランス審査を完走するために、
・コックピットへのディスプレイの搭載(スマートフォン)
・ECUの変更
・充電器の自作
・リチウムイオンバッテリの2並列化
BSPDをはじめとする制御基板の設計・プリント基板化をすることにより、小型化・信頼性向上を実現しました。また、性能不足によるレスポンスの低下を懸念して、ECUを変更致しました。昨年度は M5stack toughに内蔵されているCPUをECUとして用いて制御していましたが、今年度は ESP32をメインECUとして採用致しました。コックピットにはディスプレイとして スマートフォンを使用しました。昨年度使用していた M5Stack Toughではモニターが小さく表示できる情報が限られている他画面の照度が足りず直射日光の下では画面が見ずらいという問題が発生したためスマートフォンに変更いたしました。
アクセラレーション:22.75/ 100 point, 11位 / EV 25チーム
スキッドパッド:-19.95/ 75 point, 11位 / EV 25チーム
オートクロス:6.5 / 125 point, 12位 / EV 25チーム
エンデュランス:ー / 275 point, ー / EV 13チーム
コスト審査:40.02/ 100 point, 11位 / EV 25チーム
プレゼンテーション審査:48.62/ 75 point, 10位 / EV 25チーム
デザイン審査:48.0 / 150 point, 15位 / EV 25チーム
:ー / 100 point, ー / EV 13 チーム
Front Suspension
EV inspection
Technical inspection
Running