❙ 大東亜戦争終戦八十年を迎えるにあたって
更新日 2025年12月15日
本日、大東亜戦争の終戦から八十年の節目の日を迎えました。私は本日を迎えるにあたり、先の戦争で命を落とされたすべての方々に深く思いを馳せるとともに、その歴史を学び、未来を築いていく決意を新たにします。
明治以降、わが国は列強の植民地支配に対抗し、日露戦争の勝利はアジア諸国の人々に大きな希望を与えました。しかし、第一次世界大戦を経て帝国主義へと傾倒し、その期待を裏切ることとなりました。恐慌を契機とする政治不信が軍事国家への道を加速させ、満州事変、国際連盟脱退、日中戦争を経て、ついには大東亜戦争へと突入し、数えきれないほどの尊い命が失われました。
八十年前の今日、わが国は連合国に対し敗戦しました。国家や家族のため出征し、二度と故郷の土を踏むことができなかった方々、広島、長崎の原爆、各地の空襲、沖縄での激戦で犠牲となった多くの一般市民に心からの哀悼の誠を捧げます。戦後もなお、帰国が叶わなかった方々や、心身の後遺症に苦しまれた方々にも、深く哀悼の意を表します。
私たちが享受する今の平和と繁栄は、戦争で散っていかれた方々、そして焦土と化した日本を再興するために尽力された方々の、計り知れない犠牲と努力の上に成り立っています。終戦から八十年が経過し、戦争を知らない世代がほとんどを占める今だからこそ、私たちはこの尊い犠牲と努力を心に深く刻み、未来永劫にわたる平和な日本を築いていかねばなりません。
戦前、わが国はアジア諸国の期待を裏切り、侵略と戦争を繰り返し、各国に多大な苦痛を与えました。わが国は戦後、この過ちを深く反省し、民主国家・平和国家として新たな歩みを始めました。戦火を交えた諸国に謝罪し、国際社会への復帰を果たしてきました。
過去に過ちを犯し、反省を重ねてきた我が国だからこそ、私は武力による現状変更ではなく、外交による世界の平和維持を強く望みます。また、世界で唯一の被爆国として、核の脅威を世界に訴え、核兵器の完全な廃絶を目指すことは、国際社会におけるわが国の重大な責任であると考えます。
終戦から百年、そしてその先の未来に向けて、世界の恒久平和を実現するため、わが国が国際社会の中心として平和外交を推進していくべきだと考えます。
一方で、むやみに軍拡反対を唱え、議論を妨げることはあってはなりません。周辺国が我が国の侵されざる主権を脅かす今日において、我々は平和のために議論を重ね、様々な方法を模索していかなければなりません。
戦後八十年という節目にあたり、改めて英霊に敬意と哀悼の誠を捧げるとともに、わが国と世界の平和のため全力を尽くすことをここに誓います。
令和7年8月15日
愛沢 北斗