報告題目等は以下の通りでした。
1 目的
歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、参加者の授業力を高め、歴史教員としての資質を高める。
今回は、「戦後80年」の年であることを踏まえ、過去の戦争や現在起こっている戦争をどう考え、教えたら良いのかについて授業実践や講演を通して考えたい。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和7年7月5日(土) 午後0時30分から5時まで
5 場所 刈谷市産業振興センター 604会議室
愛知県刈谷市相生町1丁目1-6 JR刈谷駅 徒歩5分
6 内容 実践発表と講演
(1) 実践発表
① なぜ(どのように)歴史教育は性暴力の問題を扱わなければならないのか
神奈川県立厚木清南高等学校 稲垣 翼
②〈戦後〉80年」から何を考えていくか
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎 古澤美穂
③ 戦後80年、生徒とともに『戦争』を考える - 授業の『種』
名古屋市立名東高等学校 伊藤和彦
④「束ねられたりしないよ」というあなたに - 戦争について「感じる」から「考える」へ
東海中学校・高等学校 西形久司
(2)講演
食権力の現代史:ナチスとイスラエルをつなぐもの
京都大学人文科学研究所 教授 藤原辰史
講師紹介:1976年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程中退。博士(人間・環境学)。
専門は、農業史、食と農の思想、ドイツ現代史。著書(受賞歴)に、『ナチス・ドイツの有機農業』(2005年、日本ドイツ学会奨励賞)、
『ナチスのキッチン』(2012年、河合隼雄学芸賞)、『給食の歴史』(2018年、辻静雄食文化賞)、『分解の哲学-腐敗と発酵をめぐる思考』
(2019年、サントリー学芸賞)、『中学生から知りたいパレスチナのこと』(2024年、共著)、など多数
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的
歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
今回は、令和8年度に愛知県・名古屋市でアジア競技大会・アジアパラ競技大会が開催されることを踏まえ、中京大学のスポーツミュージアムを会場にし、展示物の見学を踏まえた「歴史総合」の授業を組み立てるワークショップと講演会を開催し、歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和7年5月24日(土) 午後1時から5時まで
5 場所 中京大学豊田キャンパス内スポーツミュージアム
豊田市貝津町床立101
6 内容 ワークショップと講演
13:00-14:00 現地集合、ミュージアムの参観
14:00-14:40 資料や実物教材をもとにした、簡略な学習指導案作成のグループワーク
14:40-15:10 指導案の発表会と相互評価
15:30-17:00 講演会
「スポーツとジェンダーの視点から考える歴史総合」
中京大学大学院体育学研究科長・スポーツミュージアム館長 來田享子
講師紹介:中京大学スポーツ科学部教授、先端共同研究機構長、スポーツミュージアム館長
博士(体育学)、日本学術会議連携会員(24〜26期)、日本体育・スポーツ・健康学会会長、日本スポーツとジェンダー学会会長、日本体育・スポーツ史学会監事、日本オリンピック委員会(JOC)理事、 愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会理事、愛知県スポーツ推進審議会会長、など。
著書:『よくわかるスポーツとジェンダー』(2018年共著)、『東京オリンピック1964の遺産 成功神話と記憶のはざま』(2021年編著)、『知の饗宴としてのオリンピック』(2016年編著)、など。
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。特に、フェイクニュースやSNSの利用が政治の動向に強い影響を与えている現在、100年前の「大衆化」の時代も類似した様相が展開された。大衆化とメディアの関係を多角的に教材化する方途をレポートと講演をもとに考える。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 共催 愛知大学国際問題研究所
4 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
5 日時 令和7年3月15日(土) 午後0時30分から5時30分まで
6 場所 愛知大学名古屋キャンパス 講義棟L305教室
名古屋市中村区平池町4-60-6(JR名古屋駅徒歩10分)
7【テーマ】 歴史総合・大衆・メディア
【実践発表】
① 思考力・主体性と学力の両立
-歴史総合から世界史探究までの指導(進路指導の観点から)-
立命館守山高校 大橋康一
② 「大衆化とメディア」の視点から考える古代地中海世界史
常磐大学高校 丸小野壮太 日本女子大学 佐藤育子
③ 生徒が歴史を「語る」世界史探究の授業実践
-メタ・ヒストリー学習の手法を利用したアメリカ西部開拓史の歴史叙述-
愛知県立豊明高校 加島悠太郎
④ ナチズムを認知したドイツ人による移民排斥運動の問題点
-フランクフルト学派・アドルノらの『啓蒙の弁証法』を手掛かりにして-
愛知教育大学院 山本真梨奈
⑤ 情報教育と連携して未来を創る歴史教育─AIとの共生を考える歴史総合の授業実践
愛知県立大府高校 野々山新 麗澤大学 中園長新
⑥ 「歴史をつくる」歴史総合の授業-コロナ・紙芝居・動画-
愛知県立岡崎高校 水谷果歩 磯谷正行
【講演】
「大衆はどう国民化されたか?-世論のメディア史-」
上智大学文学部新聞学科教授 佐藤卓己
略歴
1960年生まれ。紫綬褒章受章(2020年)。京都大学名誉教授。2024年より現職。著書に、『キングの時代』(サントリー学芸賞、日本出版学会学会賞2003年)、『言論統制』(吉田茂賞2005年)、『ファシスト的公共性-総力戦体制のメディア学』(毎日出版文化賞2018年)、『大衆はどう国民化されたか?-世論 のメディア史』(清水書院2025年)、など。
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。特に、「先の大戦」から80年、被団協のノーベル平和賞受賞を機に、大戦と核兵器をどう記憶にとどめ、私たちの血肉としていくかが再び問われている。報告をもとに、参加者でともに考えたい。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和6年12月21日(土) 13時30分から18時15分まで
5 場所 豊橋市市民センター(カリオンビル) 6階 多目的ホール
豊橋市松葉町二丁目63番地 (豊橋駅東口より徒歩5分)
6 発表と講演
テーマ:「核と戦争の記憶:語り継ぐ歴史」(終戦後80年を前に考える)
【Session 1 核の記憶と記録・語り】
1.「8.9」記憶と継承の目的を考える
-東京の高校生×被爆地出身の教員による対話を通じて-
東京都立羽村高校 教諭 中島龍平
2.愛知県のビキニ事件
東京都立第五福竜丸展示館 学芸員 第五福竜丸平和協会事務局長 市田真理
【Session 2 戦争の記憶と記録・語り】
3.満州・黒川開拓団をどう教材化するか
岐阜大学 教育学部 教授 田澤晴子
4.歴史教育と地域の歴史をつなぐ -熱田空襲慰霊の地蔵の撤去/保存を通して-
愛知県立千種高校 教諭 竹内佐和子
5.ドイツ歴史家論争2.0 ―岐路に立つ「過去の克服」―
東京外国語大学大学院総合国際学研究院 教授 小野寺拓也
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和6年11月16日(土) 13時00分から16時まで
5 場所 愛知県立大学サテライトキャンパス(ウインク愛知15階)
名古屋市中村区名駅4丁目4-38 (JR名古屋駅から徒歩5分)
6 研究発表
(1) 歴史総合におけるジグソー法を取り入れた帝国主義時代の授業実践
愛知県立一宮高校 高濱寛太
(2) パレスチナ問題をめぐる知識構成型ジグソー法の授業実践
滋賀県立彦根東高校 濱野優貴
(3) 知識構成型ジグソー法で授業と評価を変える
埼玉県立与野高校 武井寛太
7 講演会(愛知県立大学世界史セミナーとコラボ) 16時から18時まで
「アメリカはなぜイスラエルを支援するのか」 外国語学部准教授 佐藤雅哉
8 参考図書
武井寛太編『歴史総合・日本史探究・世界史探究の授業を実践するためのヒント:ジグソー法による指導と評価の一体化』(山川出版社2024年1760円)
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和6年6月29日(土) 12:30-17:00
5 場所 愛知大学名古屋校舎 講義棟9階・L901教室
名古屋市中村区平池町4-60-6 (JR名古屋駅から徒歩15分)
(オンラインも併用。先着100名まで)
6 内容
(1) 研究発表
①「模擬国連の手法を活用した国際社会学習の実践」
愛知県立岩津高校 宇佐見啓
②「平和のために行動する力を育むことを目指した世界史授業
-2年間の世界史学習のまとめとして-」
愛知教育大学附属高校 小田原健一
③「生徒たちが学ぶ意味を感じられる単元「グローバル化と私たち」の授業の模索
-一人一人が幸せな世界になるために、私たちは歴史を学ぶことで何ができるのだろうか?-」
和歌山県立文書館(前・県立和歌山北高校) 寺前 駿
④「大単元:「グローバル化と私たち」をどうカリキュラム構成するか」
広島市立舟入高校 佐伯佳祐
⑤「新たな戦前?-1930年代と現在」
早稲田大学 遠藤紳一郎
(2) 講演
戦後日本のODAは世界平和にどう寄与したのか(仮)
国際協力開発機構緒方貞子平和開発研究所研究所長・同志社大学教授 峯 陽一
講師の略歴:1961年生まれ。専門は、南アフリカ地域研究者・国際関係学者。中部大学、大阪大学を経て、同志社大学グローバルスタディーズ研究科教授。2023年4月より国際協力開発機構緒 方貞子平和開発研究所研究所長。著書に『南アフリカ「虹の国」への歩み』(岩波新書1996)、『2100年の世界地図 アフラシアの時代』 (岩波新書2019)、『開発協力のオーラル・ヒストリー:危機を超えて (6)シリーズ「日本の開発協力史を問いなおす」』(東京大学出版 2023)、など
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和6年3月23日(土) 12:30-17:00
5 場所 刈谷市産業振興センター 刈谷市相生町1丁目1番地6
(オンラインも併用。先着100名まで)
6 内容
(1) 研究発表
①「日本史探究授業実践-単元シートから生徒が問いを作る試みを行ってみて-」
愛知県立惟信高校 和田麦彦
②「探究学習を取り入れた世界史の年間授業デザインと実践報告」
愛知県立刈谷北高校 槙田 亨
③「歴史総合を学んだ生徒は、世界史探究にていかなる探究学習を行うのか」
愛知県立大府高校 野々山新
④「高専歴史教育における「パフォーマンス課題」の開発-新紙幣の人物を題材として-」
宇部工業高等専門学校 山下大喜
⑤「ヒトラーユーゲントをどう授業化してきたか-ナチ教育政策を扱う場合の留意点-」
愛知教育大学 西牟田哲哉
(2) 講演
「歴史総合の教科書分析とその評価問題や入試問題のつくり方」
神戸学院大学人文学部 准教授 北村 厚
講師紹介:1975年生まれ。専門は西洋現代史。主な著書:『教養のグローバル・ヒストリー』(ミネルヴァ書房、2018年)、
『20世紀のグローバル・ヒストリー』(ミネルヴァ書房、2021年)、『大学の先生と学ぶはじめての歴史総合』(KADOKAWA,2023年)、など
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 共催 愛知大学国際問題研究所
4 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
5 日時 令和5年12月23日(土) 12時30分~17時
6 場所 愛知大学笹島キャンパス 講義棟 L305教室
名古屋市中村区平池町4-60-6(JR名古屋駅から徒歩10分)
(オンラインも併用。オンラインは先着100名まで)
7 内容 テーマ「国際秩序の変化や大衆化と私たち」における「世界とその中の日本の往還」
(1) 授業発表
① 歴史総合における『大衆の政治参加』の授業実践」
愛知県立一宮高校 髙濵寛太
② 人々はどのような「平和」を希求したのか?
―第一次世界大戦から不戦条約まで―
愛知県立半田東高校 高松浩平
③ 「〇〇文化は日本独自の文化なのか?
〜日本史探究における古代文化史の実践報告〜」
愛知県立春日井高校 安藤詩織
④ 「もしも…だったら?の問いから歴史を見つめ直す
~歴史総合・第一次世界大戦前後の世界と日本~」
愛知県立緑丘高校 保母 崇
⑤ 「中京大学での地歴科指導法の実践」
中京大学 澤田 哲
(2) 講演
「昭和天皇の戦争と平和と『私たち』-昭和天皇拝謁記から考える-」
日本大学文理学部教授 古川隆久
講演者紹介:1962年東京生まれ。専門は日本近代史。著書に『昭和天皇』(2011年、サントリー学芸賞受賞)、『昭和天皇拝謁記』(2021-2023年、編集代表)、教科書『歴史総合 近代から現代へ』(山川出版社、2021年共著)、など。
報告題目等は以下の通りでした。
1 日時 12月9日(土)午後2時から6時まで
2 場所 刈谷市産業振興センター 504会議室
(対面参加が基本ですが、ズームのオンラインで会場風景を流すことはします。)
3 内容
(1) 国の安全保障から、人の安全保障へ
- パレスチナ・イスラエルの死者数を前に、繰り返さないための平和とは何かを考える -
南山大学准教授・日本平和学会会員 佐々木陽子
(2) 教育現場はパレスチナ問題とどう向き合っているのか
-一公立高校の実践を事例に-
愛知県立大府高校教諭 野々山 新
(3) 私たちはパレスチナ問題を「自分ごと」にできるか?
―問いと資料で当事者の歴史的文脈を考える授業実践―
岐阜県立岐阜高校教諭 井上智也
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史総合や日本史探究、世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和5年9月30日(土) 午後1時~5時
5 場所 刈谷市産業振興センター 603会議室
愛知県刈谷市相生町1丁目1-6 JR刈谷駅から徒歩5分
オンライン配信を併用
6 内容 テーマ「近代化と私たち」における「世界とその中の日本の往還」
(1) 研究発表
① 歴史空間の伸縮による歴史の見え方の変化
-日清・日露戦争を題材にして-
兵庫県立有馬高校 杉山正人
② 歴史総合の「近代化と私たち」「国際秩序の変化や大衆化と私たち」における問いの設定とその評価
立教新座中・高校 荒井雅子
③ 小風秀雅先生の著書を「歴史総合」の授業案にすると
愛知県立安城高校 神谷晴香
愛知県立東郷高校 鈴木恵子
④「歴史総合」「日本史探究」の教科書を執筆して
-小風先生の近著に関連させて-(仮)
中部大学 森田朋子
(2) 講演
『世界史の中の近代日本』』(山川出版社、2023年)を公刊して
お茶の水女子大学名誉教授 小風秀雅
講演者略歴:1951年生まれ。専門は日本近代史(対外関係史・交通史)。著書に『帝国主義下の日本海運-国際競争と対外自立』(山川出版社、1995年)、『近代日本と国際社会』(放送大学、2004年)、『日本近現代史』(放送大学、2009年)などがある。
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 世界史探究に関する授業実践発表や講演を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会
4 日時 令和5年7月1日(土) 午後0時30分~5時
5 場所 刈谷市産業振興センター603会議室
刈谷市相生町1丁目1-6 (JR刈谷駅から徒歩5分)
(オンラインも併用しますが、ワンオペのため十分な対応はできかねます)
6 内容
(1) 研究発表
①「儒教に着目して古代中国の歴史的特質を考察する世界史探究の実践」
公文国際学園 山本 学
②「『東アジア文化圏』でいいの? 新しい概念をつくりあう世界史探究授業」
愛知県立豊明高校 加島悠太郎
③「近世・近代アジアとヨーロッパを『つなぐ・くらべる』意義は何か?」
岐阜県立岐阜高校 井上智也
④「愛国心の行方:中国の歴史教育改革に関する一考察」
愛知大学 武 小燕
(2) 講演
歴史から読み解く現代中国
京都府立大学教授 岡本隆司
講師紹介:1965年京都市生まれ。専門は近代アジア史、東洋史。『近代中国と海関』で大平正芳記念賞(2000年)。『属国と自主のあいだ』でサントリー学芸賞(2005年)。『中国の誕生』でアジア・太平洋賞特別賞と樫山純三賞(2017年)を受賞、ほか著書多数。
報告題目等は以下の通りでした。
1 目的 歴史に関する講演や授業実践発表を行うことで、新課程の授業力を高めるとともに、参加者の歴史教員としての資質を高める。
2 主催 愛知県世界史教育研究会
3 後援 愛知県教育委員会 高大連携歴史教育研究会 愛知大学国際問題研究所
4 内容
(1)研究発表
① 英米の交流からアメリカ独立革命へ-千年王国論から見る宗教の影響-
静岡大学人文学部3年 加藤優真
② 国際教養科における世界史の探究的学びの深化
-教科横断、学年縦断の探究サイクルを回して-
愛知県立刈谷北高校 槙田 亨
③ 歴史と歴史学のあり方を考える日本史Aの授業実践
-ウクライナ侵攻を題材に-
岩手県立盛岡第三高等学校 古川剣士
④ 19世紀の民族と国民国家の関係を理解するための世界史教材の開発
―ウクライナ問題と中東欧の多民族社会を例にして―
八戸工業高等専門学校 佐伯 彩
(2) 講演
ウクライナ危機から学ぶ日本の安全保障と国際平和
東京外国語大学総合国際学研究院教授 伊勢﨑賢治
講師紹介:1957年生まれ。専門は平和構築学・紛争予防学。国際NGO・国際連合
職員としてシエラレオネ、ケニア、東チモール、アフガニスタンなどで紛争処理、武装解除などに当たる。著書に、『非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略』(集英社新書2022年)、『本当の戦争の話をしよう 世界の「対立」を仕切る』(朝日出版社2015年)など多数。
報告題目等は以下の通りでした。
1 内 容
(1)実践発表
① 学習の3×3サイクル「振り返り」相に重点をおいた歴史教育の意義と課題
-ポートフォリオを活用した授業実践を手がかりにして-
大阪教育大学大学院 落水裕大
② はじめての公共-地歴が専門である教員の取り組み-
愛知県立豊川工科高校 奥野文哉
③ はじめての地理総合-授業実践とみえてきた課題-
愛知県立豊田西高校 藤沢和弥
④ 現在/過去の国際紛争を多角的視点で考える
-授業実践「日中戦争」の歴史像-
岐阜県立岐阜高校 井上智也
⑤ 歴史総合の実践-単元「戦争っていけないことじゃなかったの?」-
愛知県立大府高校 野々山新
(2) 講演
「世界史を俯瞰する方法」
京都産業大学経済学部教授 玉木俊明
講師紹介:1964年生まれ。専門はヨーロッパ経済史。
『手数料と物流の経済全史』(東洋経済新報社2022年10月)、『世界史を「移民」で読み解く』(NHK出版新書2019年)、
『〈情報〉帝国の興亡』(講談社新書2016年)、など多数
※磯谷正行が、『手数料と物流の経済全史』(2022年10月)の新刊紹介を書いていますのでご覧ください。
(https://toyokeizai.net/articles/-/627163 (東洋経済新報オンライン)
報告題目等は以下の通りでした。
1 目 的
・喫緊の課題であるウクライナ問題を高校世界史教員としてどう考えたらよいのか考える
・今年度から始まった観点別評価をどのように学校の体制として確立し、保護者や生徒に理解・納得可能な形にしていくか、具体的方策や手順を検討する
2 内 容
①生徒の思考力や主体性を評価する「歴史総合」の定期テストの作成例
愛知県立岡崎高校教諭 磯谷 正行
②生徒の思考力や主体性を評価する「歴史総合」の定期テストの作成例
愛知県立大府高校教諭 野々山 新
③ 学校の観点別学習状況の評価をマネジメントする
-主体的に学ぶ意欲を育む支援と評価の体制づくり-
愛知県立安城東高校長 村瀬 正幸
④ウクライナ問題とこれからの世界史教育
愛知教育大学特任教授 西牟田哲哉
コメント:京都産業大学教授 玉木俊明先生
報告題目等は以下の通りでした。
1 目 的
「日本史探究」「世界史探究」の検定済教科書を分析し、「歴史総合」との接続をスムーズにし、高校歴史系科目の授業改善と質の向上を目指す。
2 内 容
(1) 研究発表
①「歴史総合」から「日本史探究へ」-教科書分析とその特長を生かした授業づくり-
愛知県立惟信高等学校 和田麦彦
長野県飯田高等学校 大房信幸
福岡県立修猷館高等学校 福崎泰規
②「歴史総合」から「世界史探究へ」-教科書分析とその特長を生かした授業づくり-
愛知県立緑丘高等学校 保母 崇
岐阜県立岐阜高等学校 井上智也
滋賀県立膳所高等学校 湯 真彦