世話人会:中村由克*(長野支部),富樫 均(長野支部),塚原弘昭(長野支部) *世話人会代表
2001年4月からはじめた「長野の大地」の新聞へのリレー連載,掲載記事を収録した本づくり,「長野の大地セミナー」での巡検や講演会,地盤災害の調査や地元への還元など,長野支部や会員が関係した地学の活動が20年以上続けられています.会員は広いエリアに点在しており,月1回の運営委員会を中心に,メール連絡網を活用して相談しながら推進されてきました.
会員数の少ない地方支部で,以下に持続的に創造・普及・条件づくりの活動ができてきたか,この20年間の経験を振り返って,取り組みを紹介したい.新しい仲間も少しづつ増えてきた長野の経験は,過渡期にある地学団体研究会の各地の支部や会員にも共通する課題やヒントが潜んでいると思われます.このような趣旨で,「長野の大地」からはじまった長野支部の経験を紹介し,共通する課題について考えるシンポジウムにしたいと思います.若手会員も頑張っており,若手シンポもかねます.
12:50-12:53 開会あいさつ(シンポ世話人会)
12:53-13:08 支部活動のかなめとなった『長野の大地』の取り組み(中村由克/長野支部)
13:10-13:22 高校生・中学生と大地を調べる(中川知津子/長野支部)
13:24-13:36 応用地質の現場からみた地質屋の将来像(加藤真彰/長野支部)
13:38-13:50 地域の人たちと向き合う災害の経験〜長沼の水害と復旧,被害調査と地元への報告会,大地セミナー〜(関めぐみ/長野支部)
13:52-14:04 度重なる自然災害と向き合った調査研究と普及活動(花岡邦明/長野支部)
14:06-14:18 地質情報の集約とその活用〜長野県デジタル地質図編纂から石ころ学習への展開〜(富樫均/長野支部)
14:18-14:40 質問・討論「地域に即した研究,教育普及,条件づくり」