受講生の声から

2011年から続くこのシリーズを受講した過去の受講生からの声をもとに本講義のエッセンスをのべさせてください。

文系理系を超えた幅広い視点を持ちたいあなたへ

がんを医学はもとより、政治・経済・文化など様々な領域から捉えてみることを通して、世界の内実を読み解くことを学問的考察の端緒とする学際連携プログラム「Cross-boundary Cancer Studies」の一環に位置づけられています。「研究とは自らの問題意識を丁寧に育てていくこと」であり、各テーマごとに深堀りされていく場所へ降りていくことで、自分の専門分野を相対化してみることが促される仕掛けになっています。

がんというやまいの本質を知りたいあなたへ

がんという自分からは遠いとおもっていた事象を具体的に学ぶことで、その本質を理解することができます。この疾病がなぜ、このようにマスコミで多くとりあげられるのか、社会のどのような構図とむすびついているのか、最先端のバイオテクノロジー、AIから、地域、家族、個人のありようなど人間存在の根源的課題に至るまで、このがんというやまいの今日的な課題のありようを学ぶことができます。

リーダーシップを学びたいあなたへ

講師の人選にあたっては、それぞれの分野で重い課題を背負いながら、世界を切り拓くことについて、自らの言葉でひねり出してくださる方にお願いしました。がんという事象を通し、課題設定と課題解決の力を学ぶことができます。リーダーからリーダーシップの在り方、世界を構造的に見る視点を学んだことで、その後の進路選択にあたって影響を受けたと語る受講生が数多くいます。

英語の授業参加をためらっているあなたへ

秋冬学期に本講座と連動した英語の授業を開講します。英語授業に苦手意識をもっている方たちもこれを機会にこの秋から英語で学ぶことを始めてみませんか?がんはグローバル課題であり、文系理系を問わず英語で学んでいくことが特に重要なテーマですから、サポート体制も準備しています。連続した学びで更に、学際の視点を深めてみましょう。