ルール
1st Round:100問ペーパークイズ
100問の筆記問題を出題するペーパークイズ。配点は1問1点の100点満点である。
制限時間は20分間(1問あたり12秒)とする。
「総得点の高さ」→「前半50問の得点の高さ」→「第1連答数の大きさ」→「第2連答数の大きさ」→「抽選」によって順位を決定し、上位48名が2nd Roundに進出となる。
2nd Roundにおいて、筆記クイズの上位4名には3ポイント、5~12位には2ポイント、13位~24位には1ポイントが、それぞれアドバンテージとして与えられる。
2nd Round:連答つき5○2×クイズ
1st Roundを通過した48名を4つのグループに分け、12名による早押しクイズを行う。
各セット5名、計20名が勝ち抜けとなり、3rd Roundに進出できる。
組分けは1st Round(筆記クイズ)の成績に基づき、以下のように行う(Adv.はアドバンテージポイントを表す)。
1問正解すると、1ポイントを獲得すると同時に「連答権」も獲得できる。「連答権」を保持した状態で正解すると2ポイントを獲得する。通算5ポイントで勝ち抜けとなる。
「連答権」は、「連答権」をもった状態で正解した場合、自身が誤答した場合、他人が正解した場合に解消する。他人が誤答した場合や、問題がスルー(誰も解答権を得ずに問題が終了する)になった場合は維持される。
通算2回誤答すると失格となる。
グループの12名のうち7名が失格した場合は、その時点でクイズを終了し、解答席に残っている全員を勝ち抜けとする。その際の通過順位は、終了時点での「ポイントの多さ」→「誤答回数の少なさ」→「1R順位の高さ」により決定する。
3rd Round:Number 10
【共通ルール】
2nd Round通過の20名が、ルールの異なる4種類のコースから1つを選択し、それぞれの組で5名による早押しクイズを行う。
まずは抽選でコースを行う順番を決定し、形式決定後に10秒間の「エントリータイム」を設ける。
エントリータイム終了時点でネームプレートを掲げていた参加者を、「そのコースに挑戦したい」という意思表示をしたとみなす。この際、「終了時点で掲げていたか否か」だけを見る。途中の上げ下げは強制力を持たない。
ネームプレートを掲げている人が、
5名以上の場合:プレートを掲げている人のうち、優先順位(後述)上位の5名が出場となる。
4名以下の場合:まずプレートを掲げている人の出場が確定する。5人に満たなかった人数分は、その他のプレートを下げていた人のうち、優先順位が下位の人から順にそのコースへ強制的に出場とすることで補充する。
コース選択における優先順位は「2nd Round勝ち抜け順位の高さ」→「1st Round順位の高さ」により決定する。
4コースの出場者が決まるまで上記を繰り返す。
各コース2名、合計8名が勝ち抜けとなり、準決勝へ進出する。
各コースとも、出題時間は15分間に限定する。ただし、15分を迎えた瞬間に読まれていた問題は有効とし、その問題が正解・誤答・スルーになるまでを制限時間として扱う。
15分経過後、勝ち抜け者が2名に達しなかった場合に限り、各コースの判定基準に基づき順位を決定する。
3名が失格した場合は、その時点でクイズを終了し、解答席に残っている全員を勝ち抜けとする。その際の通過順位は、各コースの判定基準により決定する。
以下の各コースの判定基準の中で「早押しプレーオフ」と言った場合、判定対象者のみで行う1問正解で勝ち抜け・1問誤答で敗退の早押しクイズのことを指す。
10 up-down
1問正解で1ポイントを獲得し、10ポイント先取で勝ち抜けとなる。
誤答の場合はそれまでのポイントが0ポイントに戻り、2回目の誤答で失格となる。
タイムアップ後の判定基準は「終了時のポイントの多さ」→「早押しプレーオフ」の順とする。
Freeze 10
10問正解で勝ち抜けとなる。
誤答すると、"「通算の誤答回数」×1問" の間休みとなる(1度目の誤答で1問休み、2度目の誤答で2問休み、……)。
タイムアップ後の判定基準は「終了時の正解数の多さ」→「誤答数の少なさ」→「早押しプレーオフ」の順とする。
Swedish 10
10問正解で勝ち抜けとなる。
誤答はその時点の正解数に応じて以下のように×がつき、10×以上になると失格となる。
正解数 ×の数
0 → 1×
1, 2 → 2×
3, 4, 5 → 3×
6, 7, 8, 9 → 4×
タイムアップ後の判定基準は「終了時の正解数の多さ」→「×の数の少なさ」→「早押しプレーオフ」の順とする。
10 by 10
正解ポイント0pts、誤答ポイント10ptsの状態でスタートする。
正解すると「正解ポイント」が1ポイント増え、誤答すると「誤答ポイント」が1ポイント減る。
(例) 4問正解・2問誤答の場合、正解ポイントは4pts、誤答ポイントは8ptsとなる。
正解ポイントと誤答ポイントの積が100pts以上になると勝ち抜けとなる。
通算6回誤答すると失格となる。
タイムアップ後の判定基準は「終了時の正解ポイントと誤答ポイントの積の高さ」→「早押しプレーオフ」の順とする。
Extra Round
準決勝進出の8名を除いた、これまでの敗者全員によるクイズを行う。
1名のみが敗者復活となり、準決勝に進出できる。
このラウンドは以下の2段階から構成される。
First Step
ここまでの敗者全員が起立して開始する。
全員に対し筆記クイズを読み上げで出題する。解答は、受付で配布する企画書に付属の解答用紙に記入する。
シンキングタイムは、問題文を2回読んだあと5秒とする。
10問目までは続けて出題し、終了後に10問の解答をまとめて発表する。11問目以降は、シンキングタイムの終了後、1問ずつすぐに解答を発表する。
1問でも不正解・無解答となった解答者は、その問題の時点で失格となり、着席する。正解していた場合は起立したまま続行する。
起立している人数が12名以下になった時点で、Second Stepに移行する。
このStepで全員が失格した場合、復活者が出なかったものとして準決勝に移行する。
このStepで1名のみが残った場合、その者を敗者復活とし、Second Stepは行わない。
15問が出題されても13名以上が残っている場合、起立している人の中から1st Round上位12名に絞ってSecond Stepに移行する。
Second Step
First Step通過者最大12名による早押しクイズを行う。
先に5問正解した1名が敗者復活となる。
誤答は即失格となる。
1名を除いて全員が失格した場合、残った1名はその時点で敗者復活となる。
準決勝:3セット制タイムレース Nine Hundred
3セット制の早押しクイズを行う。各セットともに制限時間は5分間、3セット合計で15分間である。ただし、5分を迎えた瞬間に読まれていた問題は有効とし、その問題が正解・誤答・スルーになるまでを制限時間として扱う。
このラウンドは「タイムレース形式」で実施する。早押し中、問題は矢継ぎ早に出題され、司会による問題文のフォローを一切行わず、また観客による1問ごとの拍手などを禁止する。問題文のフォローはセット終了後にまとめて行う。
各セット終了時点のポイント最上位1名が勝ち抜け、同下位2名が失格となる。
各セット終了時に勝ち抜け・失格ボーダーライン上に規定人数を超える参加者が並んだ場合は、該当する参加者のみによる、1問正解で勝利・1問誤答で敗退の早押しプレーオフを行い、勝者・敗者を決定する。プレーオフの正解・不正解は、それまでのポイントに加算・減算されることはない。
各セットのポイント配分は以下の通りとする。
第1セット(9名参加):正解 +1pt / 誤答 -1pt
第2セット(6名参加):正解 +1pt / 誤答 -2pts
第3セット(3名参加):正解 +2pts / 誤答 -2pts
セット終了時のポイントはリセットされず、次のセットに持ち越しとなる。
Extra Roundにおいて復活者が出ず、8名で準決勝を実施する場合は、第1セットのみ「勝ち抜け者1名、脱落者1名」とし、第2セット以降は上記のルールで行う。
決勝:トリプルセブン
3名による3セット先取の早押しクイズを行う。
各セットにおいては、7問正解するとそのセットを獲得し、3回誤答するとそのセットにおいて失格となる。2名が失格となった場合には、残る1名がそのセットを獲得する。
セット中は休憩等を設けず早押しクイズを進行するが、各セット終了時には20秒のインターバルタイムを設ける。このとき、各参加者は解答席から一旦離れ、壇上に連れて来た「セコンド」と共に作戦を練ることができる。
セコンドは、決勝進出者が各自2名まで設けることができる。
3セットを先取した者がabc west-Tokyo 3rdの優勝者となる。
<正誤判定基準>
【全体ルール】
問題が読み切られてからの待ち時間は3カウント。ボタンが押されてからのシンキングタイムも3カウント。
待ち時間一杯の直前でボタンが押されても、ブザーのボタンでキャンセルされた場合、スルー扱いとする。
解答がタイムアップのブザーと重なった場合、不正解とする。
解答が聞こえなかった場合、正誤判定者は「聞こえませんでした」と言って解答者の再解答を求める。この場合、解答者は最初に言った答えをそのまま答えなくてはいけない。
解答が「正解に限りなく近いが、そのままでは正解にならない」場合、正誤判定者は「もう1度」(もしくは「もう1回」)と言って、再解答を求める。この場合、解答者は最初に発した解答とは別の解答をする。再解答が用意している正解と異なる場合は不正解とする。
【人名について】
人名に関しての敬称・肩書の有無は、正誤判定には関係ない。しかし、明らかに間違った敬称・肩書をつけた場合は誤答扱いにする。
東洋人名(日本・韓国・中国・台湾など、主に氏名表記に漢字が用いられる国)は、フルネームでの解答に限り正解とする。ただし、東洋人名でも、通称が固有名詞化した場合や、四股名はこの限りではない。
西洋人名は、原則ファミリーネームのみで正解とする。ただしフルネームを要求する問題の場合は例外とする。
複合姓は、区別の必要性がある場合のみ求め、原則一般的な呼称のみで正解とする。
実在しないキャラクターについては、一般的に知られている呼称のみでも正解とする。
【複数解答について】
複数のものから一つだけを答える問題の場合、問題文のままの順序で全てを答えた場合は正解とするが、それ以外の場合、全てを解答するのは不正解とする。
都道府県名と都市名の両方を答えた場合、原則都市名の方を答えたものとみなす。
【その他】
クイズ中に正誤判定者がミスをした場合や、問い読みが明らかに解答をミスリードさせるような読み方を行った場合、大会長および司会者の判断により判定の無効化あるいは訂正を行う可能性がある。
問題に異議が生じた場合、途中でクイズの進行を中断し、判定の審議を行うことがある。