00学校経営
00 学校経営
【令和4年度】
1 基本方針 「温かい心で高め合う学校づくり」
働き方の形態が変化し、新しい職業が次々と生まれていく時代、「変化に対応し、自律的に学び続けていく意志」と「広い視野を持って協力し合う温かさ」が求められている。目前の教育課題は山積みだが、学校は、未来を担う子どもたちに自らの力で生き抜く術を身に付けさせた上で、世の中に送り出したい。「温かい心」とは、本校と地域の風土によって培われた自慢の心、これからも持ち続けたい心であり、「高めあう」とは、生徒が意欲的に学校教育に向かい、ともに温かい心で協力し徳知体の充実を目指すことである。基本方針の達成にあたり、教育活動に尽力する教師一人一人が、共通の目標に向かい責任の重さを自覚し、達成までの道筋を明確にして自らの職務に向かい、力を合わせていけば、達成は確実である。ゆとりと誠実さと意欲を持って教育実践を積み重ね、これからの社会の担い手となる生徒の育成を粘り強く推進していく。
2 目指す姿
(1)目指す学校像 ○明るい学校(挨拶の励行、いじめのない生活)
○鍛える学校(互いに高め合う授業、強靱な心や体)
○美しい学校(清掃、正しい言葉遣いの励行)
(2)目指す教師像 ○一人ひとりを大切にする教師
○研修に積極的な教師
○組織的に協働・連携する教師
○社会から信頼される教師
(3)目指す生徒像 ○自ら考え行動する生徒
○目標を持ち挑戦する生徒
○互いに尊重し協力する生徒
○自分の言動に責任を持てる生徒
3 育てたい資質・能力・態度等
○徳:心のこもった挨拶・返事、言葉遣い、耐性、公共心、公徳心、正義感
責任感、規範意識、共感、協働、思いやり、ふるさとへの愛情
○知:基礎基本的な知識・技能、思考力・判断力・表現力(言語能力)
学習意欲、学習習慣、「学習規律・ルール」を考え実行する力
○体:生活や部活動を通した体力の向上、望ましい食・生活習慣、適切な意志決定・行動選択、
環境整備能力、健康・安全(防災)意識
4 具体的実践指標
基本方針の浸透を目指してキーワードを「笑顔」とし、生徒・教職員の具体的実践指標として以下の三項目を設定する。
○徳:「笑顔」と「挨拶」 互いに認め合い、助け合う活動
生徒 挨拶
(校内・地域・家庭で自ら実践する)
教師 触れあいの重視
(授業中・休み時間・放課後・部活動中など、認め励ます活動の推進)
○知:「笑顔」と「学び」 学力向上に向けた取組
生徒 家庭学習
(数値目標=1時間+学年×10分以上)
教師 個が生きる学習指導の充実
(研修担当が進める研究課題を中心に据えた指導方法の改善)
○体:「笑顔」で「健やか」 心と体のバランスのよい発達
生徒 勤労・奉仕・ボランティア活動
(活動を通して自分の心を磨く)
教師 やってみせる、言って聞かせる、やらせてみる、褒める
(生徒が心理的に安定して帰属できる学年・学級・部活動のために)
5 今年度の重点教育目標
本校は、学校・家庭・地域の協力のもと穏やかな生活習慣と友人に対する思いやりのある対応を身に付けた生徒が多く、学校の大きな魅力となっている。昨年度、この点を活かしながら、生徒の意欲的な学びに向かう姿勢を育むために、学習意欲(もっと学びたい)につながる授業づくりと家庭学習につながる働きかけの工夫を重点的に取り組んだ。その結果、家庭学習習慣が定着した生徒が増え、基礎的基本的な学力の定着にもつながった。取り組みを推進する中で話題となったことが生徒の自主的な学びであり、生徒が将来を生き抜く上で欠かせない資質と言える。また、教師からの学習課題だけでは定着しづらい資質とも言える。そこで次年度は、令和3年度に効果のあった方法を踏襲しながら、生徒自身が自分の将来を考え、必要なことを身に着けていく態度を積極的に支援していきたい。目標の達成に向けて教科相互の横断的・縦断的な連携のもと、生徒自身が学ぶ意味を見出し、自ら必要として取り組んでいく場面を意図的に体験させたい。そこで、令和4年度は、生徒が自ら動くことを目的とした教育活動を意図的に増やし、生徒の意欲を引き出したい。
令和4年度も、各教科で定着し、成果を上げてきている協同学習の理念を生かしながら、教育目標の達成を目指すため次の重点教育目標を設定する。
【今年度の重点教育目標】 「自ら考え行動する 態度の育成」
6 今年度の重点経営目標
各分掌グループ、学年が相互に連携しながら重点教育目標の達成に向けて力を合わせる。同時に業務の達成度を考え、重点的に行う業務を優先する。
【今年度の重点経営目標】 「 業務の重点化 」