A-Literary Works. - 言葉売りの少女

◆VR演劇『言葉売りの少女』上演決定！

「物語の拡張」「メディアアート的文学」「アニメ・漫画・ゲームのその先へ」を主題とした制作や企画を行うグループ"A-Literary Works."。その初となるVR演劇作品を2024/11/28(木)･11/30(土) (開場21:45/開演22:00)にて上演致します。全住民が言語能力を失った村で、孤独な少女はどう生きるか。VRChat会場、またはYoutube配信へ是非お気軽にお越しください。

◆VR演劇『言葉売りの少女』とは？

　「『親指』は要りませんか？」都会から離れた小さな村に暮らす少女・アンナは、ある日の出来事を境に村の全住人が言語能力を失ったことに気付く。少女は貧乏生活から脱け出す為、「ことば屋」を創業し様々な手法を通して大金を得るが、やがてそれがエスカレートし……ことばの引力と魔力を描く、分類不能のビジネスアレゴリー、それが「言葉売りの少女」。

　「物語の拡張」をコンセプトとしたグループ”A-Literary Works.”代表である沈黙静寂(しずだましずさび)の小説を原作に、VR演劇『言葉売りの少女』は新たなメディア表現としてメッセージを贈る。本作は一般社団法人メタシアターの主催する演劇祭「メタシアター演劇祭2024」(2024/11/23(土)～12/1(日)開催)にて上演され、2024年11月28日(木)22:00-22:30にゲネプロ公演、11月30日(土)22:00-22:30に本番公演が、VRChat上の劇場「シアターバルタザール【メタシアター演劇祭2024】」にて行われる。原作/脚本・沈黙静寂、美術・賽ノ目ヤブ子、演出・yamagoo、キャストの黒井有利・key-chan・改札口西口、その他総勢12名による制作チームで練り上げた衝撃的な表現を是非体験して欲しい。

◆CatsUdonを活用した舞台演出！

　本作は株式会社バーチャルパーティーによりVRChat用に開発された汎用アナログゲーム支援ツール“CatsUdon”を舞台演出として使用する。CatsUdonは通常VRTRPGにおいて3Dシーンを作成する用途で用いられるが、今回は演劇の舞台美術・装置として活用され、作品の世界観とも絶妙にマッチしたワールドとギミックが複数登場する。

◆演出家 yamagooによる従来の演劇に縛られない表現

　脚本、演出、美術、役者などと幅広く演劇表現に携わる作家・yamagooによる演出で本作は更なる高みへと昇り詰めた。江戸川乱歩や平沢進といった怪奇に焦がれる沈黙の作風を踏まえ、可愛らしい主人公と２名の不気味なコロスが劇場を巡り、言葉を売るプロセスやクライマックスの場面転換が日頃何気なく用いる言葉に対して異化効果を齎す。役者・スタッフ共にこれ以上無いメンバーで制作された魂の一作である。