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風間と歌川（BL）

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夜、風間がランク戦の観戦をしにやってくる。

風間は、歌川が隊員たちと楽しそうに話しているようすを微笑みながら見ている。

それからしばらく経ったある日、ボーダー本部にて。風間「歌川。待たせたな。」歌川「こんにちは、風間さん。今日は早めに上がれたんですね。」風間「ああ。久しぶりにゆっくり話すか。」歌川「そうですね。そういえば、こないだ隊のみんなで遊びに行ったんですけど、そのときに…。」

風間と歌川が親しげに話す様子を、遠くから諏訪が見ている。

また時間が経ち、歌川の大学卒業を控えたころ。

作戦室に歌川が入ってくる。「みんなおつかれ。来る途中でお菓子買ってきたよ。」隊員たち「おつかれーっす。」「お菓子！」歌川「今週末、元風間隊のメンバーとそれぞれの隊の隊員で集まって食事会するけど、予定は大丈夫？」隊員「はい…、あ。私らタダ飯食えるってことですか？」

歌川「うん。こっちでお金出すから。」隊員「よし。」別の隊員「元風間隊とそのメンバーっていうと…。」歌川「風間さん、宇佐美さん、菊地原のいる三上隊、あと俺たちだな。」隊員「大所帯ですねー。」歌川「俺たちの今後のことも伝えたいしな。」隊員「あ、そうすね。」歌川「じゃあ当日はよろしくな。」隊員たち「はーい。」

食事会当日。三上「お待たせしましたー。三上隊到着でーす。」宇佐美「やほー。」歌川「お疲れ様です。」宇佐美「もういろいろ料理頼んじゃったよ。」三上「ありがとねー。」隊員たち「うまそー！」

宇佐美「そうだ、うってぃーみんなに伝えたいことあるんだよね。」歌川「はい。俺、就職の関係で来年の春にボーダーを辞めるんですけど。俺が辞めたあとも隊員のみんなができるだけ多くの選択肢を持てるように、いろんな人との人脈を築いてもらえたらなと思って今日集まってもらったんです。」

隊員「そうなんです。俺ら路頭に迷うんです。」宇佐美「言い方ー。」三上「でも寂しくなっちゃうね。」歌川「はい…、でも引っ越し先はそんな遠くないのでたまに遊びに来ますよ。」まわりがざわざわと話をしている中で、歌川は風間が寂しそうにこちらを見ていることに気づく。

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