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風間と歌川（BL）

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その後、風間が作戦室に入ってくる。寝ている歌川に近づく。

風間は歌川に手を伸ばそうとするが、すこしためらう。

歌川が目を覚ますが、風間はもういない。テーブルの上に置手紙があることに気づく。

手紙には「今まで俺についてきてくれたこと、感謝している。ありがとう。」と書かれている。

数か月後、ボーダー本部の訓練場に歌川がいる。

歌川は、訓練生たちに指導する風間を遠くから見つめる。遠くから「たいちょー。」と、歌川を呼ぶ声がする。歌川が率いる隊の隊員たちが4人やってくる。隊員「隊長、聞いてる？」「何してんすか、こんなとこで。」歌川「いや、ちょっと…。」隊員「あ、風間さんじゃん。おーい、風間さーん。」

風間が歌川たちのほうを見る。隊員「あ、こっち来た。あんた知り合いなの？」もうひとりの隊員「近接戦闘はほとんど風間さんから教わったんだよ。」「ふーん。」風間「久しぶりだな。」隊員「お久しぶりです！」風間「歌川も久しぶり。」歌川「お久しぶりです…。」

風間「おまえは歌川隊に入ったのか。」隊員「そうです！」風間「そうか…、それはいい選択をしたな。」別の隊員が催促をする。「ねぇ、もう時間だよ。」「おー、行こ行こ。」隊員たちが立ち去りながら言う。「たいちょー、このあとのランク戦、俺実況スからね。ちゃんと来てください。」「良い席とっときますね。」「じゃーね風間さん。」

隊員「遅れないでねー。」歌川「わかったわかった。」風間「4人編成か…、にぎやかだな。」歌川「そうなんです。楽しいですよ。」すこし沈黙が流れる。風間「こうやって顔を合わせて話すのは久しぶりだな。」歌川「はい。」風間「おまえ、よくここに立ち寄ってるだろう。」歌川「え、気づいてたんですか。あー、その、風間さんに声をかけたくて来てたんですけど、いつも忙しそうで…。迷惑ならやめます。」風間「いや、今まで通り立ち寄ってくれ。時間があるときに俺から声をかけるから。」

歌川「それならまた来ます。風間さん、もしよければランク戦見に来ませんか？俺、みんなと一緒にいるんで。」風間「そうだな、間に合いそうなら行ってみよう。じゃあそろそろ俺は戻る。またな。」歌川「はい。」

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