「夢の中身は風まかせ　魚眼レンズで君を覗いて　熱い乳房を抱き寄せりゃ　自分勝手に空を飛ぶ」

　という雰囲気から怪しげな詩で始まり、恋人同士の一夜を題材にしている

「濡れた性ほど妖しげに　五臓六腑を駆けていく」

「恋人同士だから飲むロマンティックなあのジュース」

　放送コード ギリギリのところを攻めた桑田佳祐にしかできない表現力が凄すぎる

　サビは「抱きしめて私は私　喉がカラカラ　そんな愛こそすべて　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　女は女夜もバラバラ　我はエロティカ・セブン」

　心だけでなく体ごと愛に満たされたいという一言をこのような表現で表している

　そして、「我はエロティカ・セブン」という部分はある種の覚悟が垣間見えており

　この曲のタイトルにふさわしすぎる言葉選びである よって第5位にランクイン！

「綺麗な指してたんだね　知らなかったよ」「こんなに素敵なレディが俺　待っててくれたのに」

　一緒にいるからこそ当たり前のことに気づけないという意味を持つ一節から始まり、

「『どんな悩みでも打ち明けて』そう言っててくれたのに」

　相手は主人公のことを一生懸命理解しようとしていたが、それに気づかず傷つけてしまった

「「私にはスタートだったの。あなたにはゴールでも」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　涙浮かべた君の瞳に　何も言えなくて　まだ愛していたから」

この詞は個人的に今まででみた詞のなかでトップクラスに大好きで、

「結婚＝ゴール」と認識していた主人公とは反対に、相手の彼女はお互いが好きに恋愛をしていた時期は終わるとともに

結婚こそがようやく二人の生活のスタートラインに立つ という男女間の価値観のずれを結婚という言葉を使わず、

これほどでもないくらい綺麗に表した曲はまだ出会えていない よって第３位にランクイン！

　本曲は作詞を担当した中山自身が当時叶わなかった恋を歌った曲で

「ジュリアン　あなたの笑顔は日ごとにそっと　にじんでいくのに　あいたさはただつのるばかりで」

　ジュリアンは恋する男性を意味しており、その男性には彼女がいるため 会えない辛さをこの一文で表している

「何もできないままで時間だけが過ぎていく」

　何もアクションを起こせないけれど会いたいという気持ちのみが膨らんでいっている

「あいたくて　あいたくて　あいたくて今夜も　恋しくて　恋しくて　恋しくて痛いほど」

　サビにストレートな思いを見事に書いており、これ以上これ以下もない素晴らしい詞すぎる

　そして、「はりさけてゆく心知らずに　あなたは今どこで眠るの」

　夜中、恋して辛い自分を知らずに愛する彼女と眠っているであろうという誰もが一度は経験がある

　ことを歌うことによって立ち直ることができる最高の安定剤のような歌である よって第３位にランクイン！

「おあずけになったデートに　がっかりしていたけど　偶然君を見かけた　なんて運命的な2人」

　ドタキャンされた主人公が偶然デートするはずだった相手を見つけたとこからこの曲は始まり、

「ひょっとしたら別のやつと　会ってたりして　跡をつけてみよう　イタズラ心に火がついた」

　スパイのように誰と会っているのか跡をつけようとするが...

「高そうな車の横で　君は急に立ち止まる　君は周りを見ながらやつとキスをした」

　知らぬが仏という言葉の通りの場面になってしまった.. そしてこの主人公の気持ちが2番のサビで出てしまっている

「しゃれになんないよ　なんないよ　悪い夢ならば　早めにさめてと　呪文のように叫んでる」

　一つの映画を見ているようなストーリーでマッキーの直接的な言い回しが中毒性があって最高であり、

　バナナマンのお二人も本曲を何度も番組で取り上げているほど人気な曲でもある よって第2位にランクイン!