「恋も二度目なら　少しは上手に　愛のメッセージ　伝えたい」という慣れない恋をする少女の

恋模様から始まり、「帰りたくない　そばにいたいの　そのひとことが言えない」となかなか

切り出すことができない純粋な恋を描いており、最近の歌ではあまり見ないストレートな歌詞

であるのが前作である「少女A」とのギャップを際立たせている

２番のサビには「抱き上げて　時間ごと　体ごと　私をさらって欲しい」

という言い出せない願いを密かに秘めている少女を表現していて切なさがこっちにも伝わる

歌詞がとても魅力的である  よって第4位にランクイン！

Aメロの初っ端から「忘れたくて　偽りの恋をしていた今まで」という未練から始まり

「寂しさを憎しみに変えても　もう一度　

　　　　　　　　　　　　　　　　君に逢える日　心の隅で　信じていたけど」

という失恋した男にあるあるの最初は恨むけれど、「また会いたい」という本心との

葛藤を見事に言語化している素晴らしい曲

そしてAメロとラストに共通して

「あの日よりも　ほっそりとした横顔　確かに君だったよ」とすれ違っているが

叶わない恋模様を見事に描いている よって第3位にランクイン！

「すれ違う　君に見とれて　スローモーション　はねたワイン」

=とある女性とすれ違ったとき不意にワインをこぼしてしまったという素敵な表現で始まり、

「恋人はワイン色　記憶の香り　グラス持つたびに」

=その恋人とは別れてしまったけれどワインを飲むたびにその元恋人のことを思い出してしまう

というASKAならではのロマンチックな言い回しが存分にでている

極め付けは「アパルトのミセス達は　噂好きで　君のさよならの理由に　花を咲かせていた」

アパルト＝フランスの「アパルトマン」のことであり、日本でいう「アパートの様な集合住宅」

そこのミセス＝住んでいる女性達が主人公の彼女がなぜ来なくなったかあれこれ噂話で花を咲かせている

という天才にしか思いつかない詩で文句なし よって第２位にランクイン！

「あなたの悲しみ　代われるなら　私はこのままそばにいたい」という主人公が片想いしている相手の失恋から始まるが、

「人は大人になるたび　弱くなるよね　ふっと自信を失くして　迷ってしまう　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だから友達以上の愛を捜すの　今夜私がそれになれればいいのに」

という一夜限りの恋でもいいからという若さゆえの切ない恋をこの二行に見事に表しており、

2番のサビでは「恋は楽しい時より　悲しい時に　そっと始まったほうが　長く続くね」

という根拠なき説得をすることで振り向いて欲しいという気持ちをより一層引き出している

そしてセシルという意味は 1958年公開映画「悲しみよこんにちは」の主人公であるセシルから来ており、

詞には「映画で見た　セシルのように　嘘は言いたくない」というのも出てきており対比としてあえて

タイトルにしているのがまた良い よって第１位にランクイン！