近年、詩を気にせずに曲調がいいと言っている人をよくネットやテレビで目にするが、
我々の親世代の作詞能力の凄さを知ってほしいという思いと、
少年隊で80年代、槇原敬之で90年代の楽曲にハマり、この5年ほど80,90'S J-POPを聴きすぎた
自分が独断と偏見でお勧めする曲を若い世代に伝えたいと思い、テーマにした
様々な音楽が日々世の中のトレンドになっているが、歌手は二つのタイプに分類される
作詞家や作曲家が提供した曲を歌う歌手(アイドルなどが多い)と自ら詩・曲を作り歌うシンガーソングライター
そして、そのシンガーソングライターにも詩先・曲先と二つに分けることができる
詩先(しせん)・・・詩を先に作り後からメロディーを載せる 例:槇原敬之、aiko
曲先(きょくせん)・・・メロディーや伴奏を作った後に詩をつける 例:桑田佳祐、福山雅治
詩を先に書くことで伝えたい思いをストレートに伝えることができるとともに、楽譜・楽器ができなくても詩を作ることはできる
シンガーソングライターの場合、後からメロディーをつけるため、自分の歌いやすい歌い方で歌うことができるのが魅力である
これに影響されて詩を自ら書くようになるアーティストも多々いる
・80〜90年代の歌詞: 愛や別れの描写が繊細で情緒的 例:(テレサ・テン「つぐない」)
心の機微や人間関係を時間をかけて描くスタイルが多い,
社会や人生の葛藤も描写社会への不満や内面の葛藤がテーマになることも多かった 例:尾崎豊や中島みゆきなど
・現代(2020年代以降)の歌詞:自己肯定感・共感を重視「自分のままでいい」「一緒に頑張ろう」などのメッセージが増加
「君といたい」「ずっと一生いようね」など、シンプルで伝わりやすい言葉が好まれる