このたび、第39回リウマチリハビリテーション研究会学術集会の大会長を拝命いたしました。大変光栄であると同時に、その責任の重さに身の引き締まる思いでおります。
本研究会は、医師、理学療法士、作業療法士をはじめとする多職種が、専門や立場の違いを越えて議論を重ね、リウマチリハビリテーションの臨床および研究の発展に大きく貢献してまいりました。長年にわたり積み重ねられてきた本研究会の歩みは、本分野の確かな礎であると感じております。
私は、学生時代より師事しておりました矢﨑 潔先生(元目白大学教授)から、「手を学びたければ、リウマチの手を学びなさい」という言葉をいただきました。その教えを原点に、北斗病院総合リハビリテーションセンター(現・愛知医科大学病院メディカルセンター)にて研鑽を積み、今日まで、手のリハビリテーションおよびリウマチ診療に継続して携わっております。
大会長をお引き受けするにあたり、かつて矢﨑先生より「その際には講演を」と温かいお言葉をいただいておりましたが、それは叶わぬ夢となってしまいました。その想いを胸に、本大会では多くの魅力的な先生方にご登壇いただき、内容の充実した学術集会となるよう準備を進めております。
本大会では、上肢アプローチを参考にリウマチリハビリテーションの新たな視点を探る講演をはじめ、iWakkaや形状記憶合金を用いたスパイダースプリントの開発に中心的に携わってこられた工学連携の講師によるリハビリテーション機器開発の取り組み、さらにリウマチ作業療法の先駆者として本分野を切り拓いてこられた作業療法士の先生と、次世代を担うセラピストによるセッションなど、多彩なプログラムを予定しております。
本学術集会が、参加される皆様にとって新たな気づきと学びの場となり、大会テーマである「経験と挑戦の融合 ― リウマチリハビリテーションの新たな次章 ―」を体現する機会となること、そして今後のリウマチリハビリテーションのさらなる発展につながることを心より願っております。
第39回学術集会大会長:田口真哉(丸の内病院 リハビリテーション部)