第25回研究会会頭の挨拶

会頭 徳原大介  (和歌山県立医科大学  小児科  教授)

皆さま、こんにちは!

このたび、第25回日本小児IBD研究会を和歌山で開催する機会をいただき大変光栄です。日本小児IBD研究会は、近年増加傾向にある小児の炎症性腸疾患(IBD)に関する知見を共有、議論し、小児の炎症性腸疾患に関わる診療・研究・教育面の質の向上をはかることを目的に活動を続けております。近年は従来の治療法に加えて生物学的製剤の適応拡大により、小児IBDの治療法が大きく変化している時代です。このような現状の中、目まぐるしく変化する治療法に対する医療者の知識のアップデート、情報交流の場としてこの研究会は生まれました。毎年開催される研究会では、小児IBDに関する基礎的な研究や症例報告から新規承認薬を用いた臨床研究等、小児IBDの治療に携わる医療従事者にとって非常に有意義な研究会となっております。皆様の御協力もあり、参加人数が200人を超え、演題の増加に伴い開催期間も2日間に延長し、研究会の規模はますます大きくなってまいりました。

こうした背景のなか、当教室が第25回日本小児IBD研究会を開催する運びとなりました。例年、小児IBDの診療に関わる医師だけではなく、患者さんの長い闘病生活にかかわる様々なコメディカルのスタッフの方々も約200名が全国から参加しております。本会におきましては、これまで培われてきた小児IBD診療に関する知見や技術を共有し、小児医療の発展により一層貢献していきたいと考えております。

良い議論が進み、研究会を楽しんでいただけるよう準備してまいりますので、ぜひ和歌山の地にお越しください。皆さまとお会いできることを心待ちにしております!

学会名

第25回日本小児炎症性腸疾患(IBD)研究会

会期

2025年3月1日(土曜日)~2日(日曜日)

主催

日本小児IBD研究会