第20 回沖縄県作業療法学会
学会長 久志 仁
皆様、第20回沖縄県作業療法学会にご参加いただき、心より感謝申し上げます。学会長を務めさせていただいております、久志仁です。
本年度の学会テーマは「作業で繋がる ~継続と発展~」です。このテーマには、作業療法士である私たち一人一人の,学会に参加するという「作業」を通じて作業療法士同士が繋がることと,先人たちがこれまで紡いできた歴史や知識,経験を学び、その知見を令和の時代の作業療法実践に活かし新たな未来に向けて私たち自身も成長し発展していこうという想いが込められています。
特別講演では,仙台青葉学院大学リハビリテーション学部の副学科長・作業療法学専攻長・教授であり,数多くの論文や著書を執筆している齋藤佑樹先生に御講演頂きます.齋藤佑樹先生には作業療法の歴史から現在の作業に焦点を当てた実践の魅力,さらに今後の作業療法の未来予測についてご講演頂く予定となっています.
また今回は,昨年もご好評いただいた「領域別交流会」や「スプリント作成」といったプログラムを継続して実施いたします。これらは、臨床で活躍されている作業療法士の皆様と直接意見交換できる貴重な機会となるはずです。また、「ヤングリーダーズセッション」では経験豊富な先輩方からのアドバイスを通じて、若手の皆様がさらなるステップアップを目指すための学びの場となることを期待しております。本年度の新たな取り組みとして「IKOT企画」をはじめ、「作業に焦点を当てた実践(OBP)」を学ぶ為の口述およびポスター発表の「サポート演題制度」,ワークショップ企画として,高齢期と学校作業療法での作業に焦点を当てた実践の共有なども準備しております.
「作業に焦点を当てた実践(OBP)」を学び作業療法士としての誇りと自信,臨床の楽しさを再認識したい,また,「作業に焦点を当てた実践(OBP)」が初めての作業療法士の方でも楽しめる学会になっていますので多くのご参加をお待ちしております.
本学会を通じて皆様の臨床での作業療法実践が有意義で実り多いものとなりますよう、心よりお祈りし、学会長として挨拶とさせて頂きます。
学会長 久志 仁
(琉球大学病院)