教育講演
代官山アドレス歯科クリニック
■略歴
1987年 東北歯科大学卒業
2001年 代官山アドレス歯科クリニック開院
2019年 日本歯科大学生命歯学部補綴II 講座 非常勤講師
■所属
日本臨床歯科学会 東京支部 支部長
奥羽大学歯学部同窓会本部 学術部長
EAED(ヨーロッパ 審美歯科学会) 会員
AMED(米国マイクロスコープ 歯科学会前理事)
日本歯科審美学会 認定医
医療法人スマイルプラン やまもと歯科クリニック
■略歴
1999年 大阪大学歯学部卒業
2004年 やまもと歯科クリニック開院
2011年 医療法人スマイルプラン設立
2017年 株式会社Co.lab 設立
■所属
日本臨床歯科学会(東京支部 )
日本歯科審美学会
日本口腔インプラント学会
日本顕微鏡歯科学会
The Porcelain Laminate Veneer Innovations in the past two decades.
ラミネートベニア治療の 20年の変革
抄録
2000年のFDIにおけるMI Concept の提唱、また2002年に出版されたPascal Magne 先生のBonded Porcelain Restorationsより我々はできる限り低侵襲で、審美性の高い接着性セラミック修復治療を行うことに取り組み続けてきた。約20年の年月が経過し、現在は歯科臨床におけるアナログからデジタルへの転換期を迎えており、また修復材料も大きく進化してきた中で 、前歯部接着性修復治療のコンセプトやプロトコルにも変化が訪れていると感じ ている。今回は前歯部における接着性セラミック修復治療の分類と支台歯形成、製作方法とマテリアルの比較、治療プロトコル、実際の症例などを通して、現段階における前歯部接着性セラミック修復治療について再検証をしていきたい。
一般講演
新百合ヶ丘南歯科
■ 略歴
2004年 日本大学歯学部卒業
2004年 医療法人社団同仁会ワタナベ歯科医院勤務
2016年 新百合ヶ丘南歯科開業
■ 所属
日本臨床歯科学会会員
日本顎咬合学会認定医
日本顕微鏡歯科学会会員
日本ヘルスケア歯科学会会員
全顎的咬合機能回復と前歯部審美障害の改善を図った症例
抄録
初診時63 歳女性。左下臼歯部歯肉腫脹を主訴に来院。主訴の他にガミースマイルの改善、既存補綴物の再治療を希望されていた。口腔内は下顎前歯以外に全て補綴処置が行われている状態であり、左右上顎臼歯部、下顎右側臼歯部に計8本のインプラントが埋入済であった。主訴である左下八番はブリッジ補綴の支台歯であり、歯根破折により周囲歯槽骨の透過像がレントゲン画像上に認められた。
緊急処置として主訴部位の消炎処置を行い、その後、SJCD チャートを用いた全顎的な検査診断結果を基に患者の主訴と希望を踏まえ、長期予後を確立すべく治療計画を立案した。本症例では、歯周基本治療、歯内療法処置、歯周外科処置、インプラント治療、アライナー矯正治療、補綴修復治療を順序立て計画し、包括的に治療を行なった結果、審美的、機能的な改善が認められた。