東 北 大 学 懇 談 会
Q & A
2021年8月7日(土)に開催いたしました「東北大学懇談会」にて、
参加者の皆様からお寄せいただいた質問についての回答を掲載しております。
類似した質問内容については、一つの質問として集約し回答をしております。
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます
授業、課外活動について
Q、科目の履修や所属学科、研究室は希望通りになるのでしょうか?
A、科目の履修は、講義室の大きさや実施内容による履修者数制限が設けられている場合や、卒業・修了要件単位数に含めることができる他学科の科目単位数の上限などはありますが、規定の範囲内で科目はかなり自由に履修できます。
所属学科は、学部によって、入学時に決定されている場合と、入学後の進級時に定められたルールに従って配属が決まる場合があります。
研究室は、学部・学科のルールに従って配属先が決まります。各研究室の事情(装置類、現員スタッフ、スペース等)によって、配属者数が異なる場合がありますが、学生の希望に沿うように配慮しています。
Q、現在の対面授業の実施状況について教えてください。
A、令和3年度第1学期の全学教育科目においては、約6割の授業科目が対面で行われています。第2学期からは、十分な感染防止対策を施した上で、対面授業を基本としてオンライン授業を併用して実施することとしています。
Q、他学部の授業は受講可能なのでしょうか。学部・研究科横断的に科目履修ができるシステムが良いと思います。
A、卒業・修了要件単位数に含めることができる他学部・学科の科目単位数には上限が設けられていますが、それ以外の制限がなければ他学部の授業は基本的に自由に受講できます。大学院の一部の博士課程では、研究科横断型のプログラムが設けられており、他研究科の科目履修が必修化されている場合もあります(高等大学院機構:https://pgd.tohoku.ac.jp/)。
Q、学生のモティベーションが上がる教育の工夫について、基礎ゼミ他、どんなものがありますか?
A、
●「挑創カレッジ」
変革期の社会を世界的視野で力強く牽引するリーダーを育成することを目指し、「学生の挑戦心に応え、創造力を伸ばす教育」として平成31年4月に「挑創カレッジ」を創設しました。学生が未来社会に向けて備えるべき現代的リベラルアーツの素養を修得する学びの場として、以下3つのプログラムを開講しています。
①東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム): 専門基礎力に加えて、語学・コミュニケーション力、国際教養力、行動力を養成するTGL科目を履修し、海外研鑽を積み、様々な分野でグローバルに活躍するグローバルリーダーを目指します。
②東北大学コンピュテーショナル・データサイエンス・プログラム(CDSプログラム): 機械学習や人工知能の基本、実社会への応用事例、数理・統計理論、および、実践的なデータ処理について複数の科目を通じて学び、数理・データサイエンスの手法を様々な実データに適用することによって可能となる問題解決のスキル・知識の修得を目的とします。
③東北大学企業家リーダー育成プログラム(TELプログラム):未来に一歩踏み出すためのマインドセットアップ、キャリアパスデザインなどを学び、イノベーションを先導する起業や新事業創出に挑戦していくための知識・行動力の修得を目的とします。
※所属学部によることなく、どの学部の学生でも履修可能です。
※コースごとに修了要件が設定されており、修了要件を満たした学生からの申請により修了証が発行されます。
http://www2.he.tohoku.ac.jp/zengaku/zengaku_cc.html
●「国際共修ゼミ」
東北大学では、英語4技能と国際コミュニケーション力をこれからの時代の重要な教育テーマと考えています。多くの機会に語学を実践できるように、全学部の学部学生が履修できる全学教育では「国際共修ゼミ」を設け、他学部の留学生と交流できます。各学部・大学院には多数の海外からの留学生が在籍し、交流による語学実践の場を広げています。
Q、文系学生のITリテラシー向上のための施策、支援があれば教えてください。
A、データ駆動型社会の到来によってデータ科学およびAIの活用を担う人材不足が深刻化している中で、変革の時代を先導する人材育成をはかるため、令和元年10月に「データ駆動科学・AI教育研究センター」を設立しました。
また、令和2年4月から、「東北大学AIMD(AI・数理・データ科学)リテラシー教育プログラム」を開始しました。新入生全員に対する導入部「AIMDの基礎」と、意欲的な学生のより深い学びに対応する「挑創カレッジコンピュテーショナル・データサイエンス(CDS)プログラム」の二階層で構成されています。
・「AIMDの基礎」:令和2年度より学部新入生全員が履修
・「コンピュテーショナルデータサイエンスプログラム(CDS)」:1つ前の質問でお答えした「挑創カレッジ」のプログラムのひとつです。全学部の学生が履修可能です。プログラム修了者には修了証を発行します。
Q、コロナの影響で部活動の合宿や遠征に規制がかかり、日常の活動がままなりません。何とかできないものでしょうか?
A、9月30日まで宮城県内は「まん延防止等重点措置」が適用されており、当面の課外活動については、本学の行動指針BCPレベル2で、当面の課外活動については、県外での活動は不可(宮城県から要請される国体等の個人出場については、出場を承認する場合があります。)とし、県内での活動競技大会参加、演奏会等のイベント参加等については、大学で感染防止対策を確認して承認しています。このことにより、大学では、①課外活動による感染者発生、クラスター化を防止し、部員の安全安心を確保し、医療機関の影響を最小限とする。②大会参加後に部員が授業出席や研究室への在室等により、キャンパスに感染症を持ち込ませない。学生全員が正果である授業受講等の教育活動や研究活動に専念することを求めております。引き続き、本学が実施する感染防止対策にご理解とご協力をお願いします。
留学について
Q、留学に対して、どのような制度や支援策があるのでしょうか?
A、東北大学では、夏休みや春休みの長期休業を利用した、海外大学での語学研修・学生交流・フィールドワーク等を伴う2~4週間程度の「短期海外研修(スタディアブロードプログラム等)」、1学期~1年間海外の海外協定校大学に滞在する「交換留学プログラム」「共同研究留学プログラム」など、学生の多様な目的やニーズに応じた留学プログラムを提供しています。海外派遣に伴う奨学金も、文科省・日本学生支援機構(JASSO)、民間による支援のほか、東北大学基金による独自の奨学金も用意しています。詳しくは下記のWEBサイトでご確認ください。
Q、留学を希望した場合の認定条件を教えて下さい。
A、留学希望者の選考方法は、留学プログラムによって異なります。夏休みや春休みを利用して行われる短期海外研修では参加希望者から提出される志望動機等による書面審査が行われます。一方、海外の協定校との交換留学においては、志望動機、学業成績、語学力等による書面審査の他、面接審査も行われます。
Q、現在のコロナ禍での留学状況を教えてください。
A、令和2年に新型コロナウイルスの感染が世界規模で拡大した後は、海外渡航を伴う留学は全面的に中止することを余儀なくされましたが夏休みや春休みを利用して実施していた短期海外研修においては、実施方法をオンラインに切り替えて実施しています。また、留学期間が9ヶ月以上の交換留学等については、令和3年秋季から海外渡航を伴う留学も再開しています。
Q、希望者中何割程度が留学できているのでしょうか?
A、各留学プログラムにおいて、応募者数は定員程度となっているため、必要な語学要件・学力要件などの応募条件を備えていれば、希望者はほぼ全員が学内審査に合格しています。
ただし、コロナ禍においては仮に合格しても、その後の感染拡大等の影響で留学プログラムに参加できない場合があります。
Q、留学先での取得単位や留学中に履修できなかった科目の扱いはどうなるのでしょうか?
A、東北大学と学術交流協定を結んでいる海外の大学で取得した単位が東北大学におけるカリキュラムの履修要件と一致する場合、卒業・修了要件単位として認定できる場合があります。その他、留学中に取得した単位の認定等は各学部・研究科でルール化されており、留学前に海外の大学で履修する科目がわかっている場合は単位認定の可否について事前に確認することも可能です。留学による不在のために取得できなかった東北大学の単位は、帰国後に改めて履修して頂くことになります。オンライン開講されている科目であれば、学部・研究科が事前に了承した場合留学先からも履修できる場合があります。
学生支援について
Q、100円朝食やピアサポーター制度を実施されていますが、他にどのような生活支援策をお考えですか?
A、学部学生については、令和2年度から国が実施する「修学支援新制度」により給付奨学金及び授業料減免措置を実施しており、これが主の支援となりますが、本学では大規模災害により被災した学生を対象とした入学料・授業料免除や経済的困窮者を対象とした大学独自の給付奨学金などのサポートを行っております。これら支援につきましては、本学WEBサイトの「入学料・授業料/奨学金」をご覧ください。
入学料・授業料免除(http://www2.he.tohoku.ac.jp/menjo/)
奨学金(http://www2.he.tohoku.ac.jp/shogaku/)
本学WEBサイトでは「学生の皆さんへ」として、コロナ渦における各種支援・連絡先について掲載しております。こちらもご覧ください。
https://www.bureau.tohoku.ac.jp/covid19BCP/student.html
また、健康に関する相談は保健管理センター、メンタルヘルスに関する相談は学生相談・特別支援センターで行っております。詳細については以下のWEBサイトをご覧ください。
保健管理センター(http://www.health.ihe.tohoku.ac.jp/)
学生相談・特別支援センター(http://www.ccds.ihe.tohoku.ac.jp/)
Q、博士課程学生への経済支援制度について、支援を受けている学生の割合や条件等を教えてください。
A、令和2年度における博士課程後期学生への経済支援については、学生数約2,700人のうち、何らかの支援(奨励・奨学金、授業料免除、RA等)を受けている学生は延べ3,400人程となっており、支援を必要とする学生にはほぼ何らかの支援が行われている状況です。
また、生活費相当額(年額180万円以上)の経済支援を受けている学生は、社会人学生及び休学者を除く在籍学生約2,200人のうち、およそ3割となっております。
条件等の詳細については各制度により異なりますが、成績、研究能力や世帯の家計(経済)状況等により審査されます。
Q、オンライン授業を受けられるような各自のネット環境確保は、どのように支援されていますか?
A、本学では、全キャンパスでWi-Fiが整備されており、各キャンパスの教室やPCルームを開放しています。オンライン授業を受講するために用いるパソコンの準備が困難な学生に対しては、パソコンを貸与しています。
進学・就職について
Q、大学院から就職する場合の就職活動についての一般的な流れや情報源、大学側のサポートについても教えて頂けるとありがたいです。特にインターンシップの位置付や就活に対するコロナの影響が気になります。
A、就職活動の一般的なスケジュールについては、下記のとおりとなります。
大学院1年次
6~9月:インターンシップ(夏期)、10~2月:インターンシップ(冬期)、3月:会社説明会・エントリーシート提出
大学院2年次
4月~5月:会社説明会・エントリーシート提出、6月~9月:選考・面接、7月~9月:内々定、10月:内定
また、本学ではキャリア支援センターを設置し、個別の進路・就職相談、目的別・対象別のセミナーなどの企画実施、求人・進路形成に関わる情報の収集・提供、キャリア全般に関する調査や各種支援を行っています。就職活動等に関する情報については、以下のキャリア支援センターWEBサイトに情報を掲載しておりますので、ご覧ください。
・サポート内容について
「利用案内」(http://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/about-us/guidance-2-2)
・就職活動についての一般的な流れやインターンシップの位置付け等について
「キャリアガイド」(http://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/archives/jpnews/career-guide2021:東北大生限定公開)
・新型コロナウイルスの影響について
「就職活動中の皆さんへ 第2報」(http://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/archives/jpnews/for-students02)
Q、法学部の学生が法曹界を目指す割合はどのくらいでしょうか?また、法科大学院への現在の進学状況を教えてください。
A、卒業生の約13%が進路先として法曹界を選択しており、そのうち法科大学院への進学は、約10%になります。
Q、学部、修士、博士を出て企業で活躍されている先輩の話を聞く機会があれば嬉しいです。
A、キャリア支援センターでは、OB・OGによる業界・仕事研究セミナーやOB・OG交流会を開催しており、今年度も開催が決定しましたら、以下のキャリア支援センターWEBサイトに情報を掲載しますので、ご覧ください。
キャリア支援センター http://www.career.ihe.tohoku.ac.jp/
ワクチン接種について
Q、ワクチン接種後の副反応が心配です。
A、ワクチン接種の副反応に関しましては、本学のコロナ感染症対策特設WEBサイトに関連情報を掲載しております。保護者の皆さまにおかれましては、大変ご心配なことと思います。相談体制としては、本学の相談窓口並びに宮城県新型コロナウイルスワクチン副反応相談センターがあり、ご相談に応じておりますので、特設WEBサイトをご確認ください。なお、接種の際にも副反応に関するリーフレットと相談センターの連絡先をお配りしておりますが、ご不明な場合は大学又は萩友会事務局までご相談ください。
東北大学コロナ感染症対策特設サイト(コロナ接種の副反応に関して)
https://www.bureau.tohoku.ac.jp/covid19BCP/vaccine_info.html
宮城県コロナウイルスワクチン副反応相談センター
電 話: 050-3615-6941(受付時間8時45分~17時15分)
E-mail:m-side-reaction*medi-staffsup.com(*を@に置き換えてください。)
その他
Q、学部ごとの懇談会はありますか。
A、現在、学部ごとの懇談会開催については下記の通りご案内をしております。
・経済学部・経済学研究科「保護者懇談会」(令和3年8/7(土)開催済み)
https://www.econ.tohoku.ac.jp/event/3027
・理学部・理学研究科「保護者 交流会2021」(令和3年9/11(土)開催済み)
https://www.sci.tohoku.ac.jp/parents-guardians/index.html
・工学部・工学研究科「工学部オンライン学科別保護者向け懇談会」
開催日時:2021年12月4日(土)14:00-15:30(予定)
対象となる皆様には別途郵送でご案内いたします。
今後、懇談会の開催が決定しましたら、本学のWEBサイト上で随時ご案内をしてまいります。
Q、大学生の研究に対する意欲や熱心さはどうでしょうか。毎年、変化はありませんか?
A、
学生への各種表彰についてはこちらをご参照ください。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/04/about0402/
留学に関する状況についてはこちらをご参照ください。
Q、総合大学としてのメリットである他学部との交流の機会はどのように得ていくことができるでしょうか?
A、本学には学問以外に、文化・体育などに関する自発的な活動のための全学的な組織である「学友会」を設置しております。学友会に加入し、積極的に学友会の行事や各自好きなサークル活動に参加し、他学部の学生と交流することが可能です。
また、他学部の授業も受講可能であり、教育の場面においても交流することができます。
Q、入学式や卒業式等のイベントの様子を見ることは出来ますか?
A、重要なイベントは、学生・教職員はもとより、保護者の皆さんにもご覧頂けるよう特設WEBサイトで動画配信しております。ぜひご覧ください。
Q、学生食堂のメニューに野菜を多くするなど、学生の健康へお気遣い頂けると有難いです。
A、コロナ禍でメニュー数を絞り込み営業を続けておりましたが、徐々にメニュー数を増やしております。
現在では、ほうれん草のお浸しやモロヘイヤのお浸し、きんぴらごぼうなどの副菜、各種サラダなどを各食堂にて出食しております。
また、各種定食メニューには野菜の小鉢をつけて学生に意識的に野菜を食べてもらえるようにしております。【東北大学生協より】