解説というか言い訳のようなそんな無駄なページ
解説というか言い訳のようなそんな無駄なページ
煙があがっているのは、最後の戦いが終わったあとのアンヴァルです(ああん、画力…)
ドゥディミがいる小屋は、いちおうフェルディアから少し離れた、空家という設定がありました。
本文には描ききれてないですが、裏に畑がありそこで野菜も育てつつ、自分たちで食べたり、孤児院にいるメルセデスに物々交換してもらったり、たまに街に売りに行ったりで生活していた的な
ある程度時間が経っているので、前半のディの髪を長めにしました
実はこのエミールは、最初はアネット設定でした。
本編ではアネットの生死がわからないので、明確に戦死しているのがわかるエミールにあとで変更しました(なんかごめん、エミール)
過酷な戦場のなかで、死にゆく仲間を助けることもできず生き延びってしまった罪悪感と、自分の知らないところで最愛の家族を失ってしまったショックで心を病んでしまった設定です。
弟の死を受け入れられずに、たまたま見つけた人形に彼を重ねてしまいます。
本当にごめん……。
戦争を経て変わってしまった現実をこれらのシーンで強調したかったんです。
ドゥ「どの長さで切りそろえますか?」
に対して「実は、こういった髪型の方が好きなんだ」といって散髪してもらう殿下です
というディミトリに、妹の代弁としてだけでなく、ディミトリ自身の言葉であることを察するドゥドゥーです
色んなホラー漫画を見て、怖くしようと頑張った見開きページ…
死者の声のなかに「生きて」とひとつだけ小さく入れてるんですけど、ちょっとだけでも、ほんの少しでも自分を許そうとする、許したいと思うディミトリを表したかったです
ファーガスの未来とかそんなものより、どんな身分姿であれディミトリが一番優先すべきことであると思っていたのに、ディミトリと共にいたい自分を優先させてしまった懺悔の涙です
……日本語むずかしいな……
この前後のやり取りを描きたいがために、この本つくりました
明朝体で表記しているナレーションのほとんどはなぜか意思を持っているアラドヴァルだったっていうオチでした。
英雄の遺産ってなんかビクンビクン動いてるから、生きてんのかな~、意思とかあんのかな~って思って、だとしたら人間や時代に翻弄されるこの子達って不憫だな~~~って思ったりしながら本編をプレイしてまして
この本の二人にはいろいろな未来の選択肢があるわけで、でもアラドヴァルくんはそれを選べないわけで…の対比をしたかったんです、難しすぎました。
もっといろんなものをみて、完成やら表現力を磨かなくちゃですね……