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脳卒中患者のバランス障害
〜エビデンスから解き明かす問題点の解釈と治療アプローチ〜

犬飼  康人
INUKAI Yasuto

新潟医療福祉大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 准教授

【講演概要】

 脳卒中発症後の患者の多くが呈するバランス障害は,歩行能力やADL能力の低下を引き起こす主要因の1つです.また,バランス障害は転倒を引き起こす危険因子であることも明らかになっており,脳卒中患者のリハビリテーション・理学療法に関わるセラピストは脳卒中患者が呈するバランス障害を理解し,改善に向けた治療アプローチを提供することが重要となります.

本講演では,

上記,3点を中心に根拠に基づき論理的に理学療法を実践する上で必要なエビデンスを提供します.

【受講者へのメッセージ】

 脳卒中患者のリハビリテーションに携わる理学療法士にとって,「脳卒中患者のバランス機能は低下している」という問題点は共通認識と言ってよいかも知れません.しかしながら,「脳卒中患者はどのようなバランス機能が低下しているのか?」,「どの程度のバランス機能が保たれていれば歩行は可能になるのか?」などの質問に対して明確な答えを持っている人はどの程度おられるでしょうか.今回の講演では,これまでのエビデンスに基づき,脳卒中患者のバランス障害についての理解を深め,アプローチすべき問題点を整理していきたいと思います.また,日々の臨床に活かせるような治療アプローチの視点やヒントを得て頂けるような内容を提供したいと考えています.

【略          歴】

【学歴】

【職歴】

【主な学会活動】

【主な著書】