岡山理科大学生命科学部生物科学科
生理学とはヒトや生体の仕組みについての学問です。その仕組みについて分子レベルから個体レベルまでの理解が求められています。本研究室では、21世紀に入って研究が盛んに進められているマイクロ流体工学やナノ材料を活用・開発して、生体の仕組みを理解することを目指しています。また、上記の技術や仕組みに基づいて医学・医療への応用展開を図っています。
担当講義と研究テーマの紹介
ヒトを対象とした生理学分野、具体的には内分泌、神経、筋肉、心臓、肝臓、腎臓、視聴覚におけるヒトの生理機能を分子レベルで理解する。イオンチャネル・ポンプ・酵素などの細胞内分子および複合体で構成される分子システムの性質とその作用機序を説明できる。
ナノレベルイメージング技術、ナノテクノロジーを活用した診断デバイス、微小医療機器、高分子や超分子を用いた薬物伝送システム(DDS)といった要素技術とともに、これらの技術を活用した診断・治療の実例についてナノデバイスの動作原理・作用及び分子機能に基づいて説明できる。
<1>哺乳類精子のエネルギー代謝と運動性との関係(科研費)
<2>静水圧負荷による精子運動性の制御(科研費)
上記2テーマをすすめています。
さまざまな受精卵培養装置を用いて、卵管の動的培養環境を再現を進め、その技術を体外培養に生かす方針です。
ある閾値以上の細胞やマイクロ粒子を分球し、遺伝子発現解析などに生かす計画です。
RNA干渉などで遺伝子発現の制御をナノマテリアルを用いて試みたり、キャリアの違いによる遺伝子発現への影響を調べています。
研究室メンバー 教授:松浦 宏治、補佐の方々、学部生10名
If you want to check an English version of the laboratory and the professor's C.V., see this pdf file by clicking the right image.
松浦の論文に関する業績は右側のC.V.を見るか、以下の2サイトからご確認ください。