A. 対応策は2つあります!
①直前に新しいことを取り入れない。直前に新しいことに手をつけてしまうと、わからないことがたくさん出てきて、その情報をもっと調べたくなって時間が足りなくなったり、自分の面接でのやりとりを深めるために始めたとしても、付け焼き刃的になってしまって却って浅くなってしまったり、論理性が失われて混乱をきたすことさえあります。直前はこれまでやってきたことを見直したり、整理していくことで安心感が増してきます。
②自分の取り組んできたことを並べてみる。自分で取り組んできた書籍、参考書、ノートやメモなどを机に並べてみてください。おそらく、1週間かけても到底読み切れないほどの膨大な資料の山になることでしょう。面接前日の夜、不安になったらやってみてください。全部並べて、これまで頑張ってきた自分を褒めてあげると自信につながることでしょう。
A. こういった問題に出会ってしまったら、虚勢を張って知ったかぶりをしてはいけません。可能であれば、その難しい問題にどのように対処していけばいいかを述べるのがいいでしょう。面接官が難しい質問をする理由のひとつは、受験生が準備をしていない問いに対してどのように答えようとするか、対処するかを見たいからです。総じて言えるのは、面接官を論破しようとしてはいけないということです。高校生のレベルで大学教授を論破することはまず不可能です。面接官は、答えを出せるかどうかではなく、難しい問題に出会った時の判断力や思考力、柔軟な対応力、場合によってはわからないことを正直に認められる誠実さを見ているのかもしれません。
A. 強みは評定平均ではなく、その成績を取るために地道に勉強をしてきたことではないでしょうか。面接官は、例えば評定平均4.8という数字を見て「この受験生は苦手な科目にもきちんと取り組んで、弱点に向き合える忍耐力があるんだ」と評価します。ですから、苦手な教科に取り組んでいるときのことを思い出してみてください。それを乗り越えるためのモチベーションが大学の志望理由であり、乗り越えるために努力を重ねてきたことこそがあなたの長所なのです。
A. 伝えるとは、相手と情景や心情を共有すること、つまり相手に共感してもらうことです。例えばコーラの魅力を伝えるとき「コーラっておいしい!」でもいいですが、「夏の部活終わりに、シャワーを浴びてから飲む、氷を入れたコーラは格別だ!」と言った方が「部活の疲れ」「汗をかいたあとお風呂」「炭酸のシュワシュワした感じ」「氷がガラスにあたる音」などが想像できませんか?聞き手が情景を想像して、コーラが美味しいだろうなと思ったら、コーラの魅力がよく伝わったということになります。ポイントは5W1Hや固有名詞を意識して使い、状況や背景を相手と共有しようと努力することです。家族や友だちとは既に多くの前提条件(presupposition)を共有しているので、自分の伝えたいことを多く説明する必要はありませんが、初めて会う面接官に対しては、伝えたいことを丁寧に説明していく必要があります。その際には、感情的表現を避け、因果関係に留意して、論理的に説明していきましょう。