2025.10.06|MON
2025.10.06|MON
2025年10月2日・3日、東洋大学とフランス・ストラスブール大学は、両大学の交流40周年を記念した国際シンポジウムをストラスブール大学で開催しました。テーマは「フランスと日本における仕事の変容(Work in Transition in France and Japan)」で、人口動態の変化、環境問題、デジタル化の進展が労働や職場に与える影響について、2日間にわたり議論が行われました。
東洋大学からは、矢口悦子学長を団長とする9名の代表団が参加しました。国際学部、情報連携学部、生命科学部、福祉社会デザイン学部の研究者らが現地での意見交換に臨みました。
初日の開会式では、フレデリック・ベロッド学長(ストラスブール大学)、矢口悦子学長(東洋大学)、内田浩行在ストラスブール日本国総領事らが挨拶し、両大学の学術交流のさらなる発展に期待が寄せられました。
シンポジウムでは5つの分科会が設けられ、AIとイノベーション、ナノサイエンスと医療、ジェンダーと公共政策、起業、デジタル社会におけるプライバシーと民主主義・環境問題の各テーマについて発表と討議が行われました。
また、参加者はストラスブール市と大学が推進する大型研究・教育拠点「NEXTMED」を視察しました。NEXTMEDは医療技術やデジタルヘルスを中心に、研究・教育・起業を統合する先進的なプロジェクトであり、参加者はその取り組みについて理解を深めました。
2日目の特別講演ではノーベル化学賞受賞者のジャン=ピエール・ソヴァージュ教授が登壇し、2016年にノーベル化学賞を受賞した分子機械と分子モーターについて講演し、会場の参加者から大きな関心が寄せられました。
今回のシンポジウムを通じ、生命科学、情報技術、環境、ジェンダーなど多岐にわたる分野で研究者間の交流が進展しました。両大学は今後も協力関係を強化していく方針で、11月11日・12日には東洋大学で特別シンポジウムが開催される予定です。
最新情報や詳細につきましては、本記念シンポジウムの特設サイトでご覧ください。
Toyo–Unistra 40th Anniversary | Special Website