2021.11.06|SAT

TGLキャンプ “Overseas Sales Strategy”を開催しました

2021年11月6日(土)に、今年度初めてとなる英語によるTGLキャンプ "Overseas Sales Strategy" が開催されました。21名の参加者の内、15名が留学生でした。 

本キャンプの参加者に与えられたミッションは、既存の日本企業が既に販売している商品を選び、各グループが定めた販売先の国への販売戦略を考案し、所属するグローバル企業の社長に承認してもらえるようにプレゼンテーションをする、というものでした。企画は、ターゲットを絞り込み、商品のイメージ、価格、プロモーション、流通などを選出先の国の文化・習慣などを様々な統計やデータから調査し、理解した上で具体的かつ実現可能な販売戦略でなければいけませんでした。 

各グループが考えた商品、企業、販売国は以下の表の通りです。 

どの企画も、集まったグループメンバーの特性が強調されるような販売戦略で、留学生の「母国にあったらいいな」という視点から考えられた事が伝わってきました。中でもグループ3の企画は、牛丼の販売戦略を統計とデータを用いながら、モンゴルの高い肉消費量に加え、24時間営業の店数の少なさ、日本文化への信頼と憧れなどの説明があり説得力がありました。グループの中心核となったモンゴルからの留学生の強い意気込みを感じられる発表でした。

これまでの日本語による「世界販売戦略」と今回の英語によるものとの大きな違いは、アジアを中心とした留学生が多く参加したことで、参加者の異文化理解を深められた事です。国内生にとっては、留学生が日本における日常生活で感じ取っている日本への目線、商品の選出理由と留学生の国々の背景や諸事情、さらには、日本の商品を海外で販売する際の進出国の文化などを知ることとなりました。

次回の英語によるTGLキャンプは1月15日に予定されています。複数の国々からの参加者でSDGsの課題解決を考えていきます。グローバル問題を刺激的に楽しく考えるキャンプとなるでしょう。多くの学生が参加することに期待しております。

国際教育センターでは、引き続き、新しい出会いから学びが生まれる場を提供していきます。皆さんの積極的なご参加をお待ちしております!講師:国際教育センター 小早川裕子

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