2023.09.11MON

国際協働COIL型フィールドスタディ「富士山フィールドワーク」を実施しました

2023年8月29日~31日、国際協働COIL型フィールドスタディ「富士山フィールドワーク」を実施しました。このプログラムは、日中に本学学生が現地でフィールドワークをし、夜にカーティン大学マレーシアとオンラインで接続し、双方向で学びあいをするCOIL型のプログラムとなっています。また、環境問題等をテーマとしていることからSGDsに関連する研修として位置付けています。今回は、本学学生13名とカーティン大学マレーシアの学生8名が参加しました。

3日間の「富士山フィールドワーク」では、本学生13名(日本人9名と留学生4名)が河口湖に赴き、富士山とその山麓でのフィールドワークを通じて、事前学習として調査した富士山の現状及び富士山を取り巻く課題等について知見を深めました。初日は、山梨県世界遺産センターにて、富士山周辺のごみの不法投棄等の環境問題を学習するとともに、ごみ拾い体験を行いました。2日目は富士山五合目にて自然解説ツアーに参加し、富士山の自然の多様性等について理解を深めました。

富士山世界遺産センターでの学習の様子 

ゴミ拾い体験の様子 

富士山五合目の自然解説ツアーの様子  

富士山五合目の自然解説ツアーの様子 

カーティン大学マレーシア校とのCOIL型協働学習では「富士山とキナバル山」をテーマに設定しました。双方の学生は、それぞれの山の現状や課題について事前学習を進めており、初日夜の1回目のセッションで双方の国を代表する山の現状や課題について両大学の学生が発表し、現状理解を深めました。2日目の2回目のセッションでは、双方の類似点・相違点等を比較しながら、グループディスカッションをし、各グループで関心があるテーマを設定し、同日の3回目のセッションからグループごとに課題やその解決方法等をプレゼンテーションにまとめる作業を行いました。最終日の4回目のセッションでは、各グループでまとめた学習内容を発表しました。 

学生たちは、日中はフィールドワーク、夜間はオンラインでの協働学習というプログラムというハード3日間を精力的にこなし、短い時間にもかかわらず、富士山やキナバル山を取り巻く課題や解決策をプレゼンテーションにまとめて発表することができました。参加した学生からは富士山についてよく理解が深まったということ、ハードな日程をこなしたことや英語でのプレゼンテーションの実施に関する達成感、日本人・留学生を超えた仲間意識の醸成など、多くの学びがあったというコメントがありました。

国際教育センターでは、これからも学生の国際交流やSGDsの理解促進等に関連する学びの場を提供していきます。 

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