実践大学(台湾)

 ~ 価値観の広がりと成長 - 3ヶ国語の勉強と12カ国の友達との6ヶ月間 - ~ 


中田 朱音さん(国際学部 国際地域学科 3年) 実践大学/台湾

 

  留学前から留学を終えるまで 

大学入学当初から海外留学しようと強く決意していたため、1年次からよくTOEICとIELSを受験していました。しかし、何をどこで学ぶかという点において曖昧であったため、1年次に出願はしませんでした。それから、2年次にベトナムでのインターンや、中国人の友達と仲良くなったことにより、オフィスデザインと中国語に興味が湧き、将来中国語を武器にオフィスデザインの仕事をしたいと考え、アジアで1番デザインが有名とされている台湾の實踐大學への留学を決意しました。中国語の勉強を始めたのが2年の秋からだったので、あまり話せない状態で台湾に行きました。ちなみに、1年次の第2言語は韓国語を履修していました。

實踐大學は海外からの留学生を多く受け入れていました。中国語の集中講座のクラスメイトは、ハンガリー、ドイツ、インドネシア、ミャンマー、タイの友達と10人ほどの少人数クラスで、週に3日。1日2時間勉強していました。そのおかげで、帰る頃には少し話せるようになりましたし、英語で受講していたため、英語も伸びました。授業では、プレゼンがとても多かったです。また、韓国人や、台湾人の子と同じグループになるよう心がけていたので、全て英語か、韓国語か、中国語で話していました。寮では、日本人と台湾人の学生と同じ部屋で、中国語が流暢で英語が苦手な日本人の友達に英語を教え、私は中国語を教えてもらうなどをしていました。

新型コロナウィルス感染症の影響により留学が中止になってしまい、韓国人の大親友と急に会えなくなってしまいました。しかし、私は留学中に勉強と同じくらい彼らと過ごす時間を大切にしていたこともあり、今でもお互いの家に手紙やプレゼントを送り合っています。今年は6カ国に20枚年賀状を送りました(笑)。また、色々な国の友達ができたからこそ、私の中で新たな価値観と、人生のテーマができました。1番嬉しかったのは、プレゼンの取り組む姿勢を見て、韓国人の友達が将来一緒に働きたいと声をかけてくれたことです。6ヶ月という短い期間でしたが、中国語、韓国語、英語の言語においてのスキル向上、そして、価値観の成長など、人間として成長できたと思います。

  これから留学を目指す学生へ一言 

私は台湾留学を経て、TOEICが150点上がりました。中国語も少し話せるようになり、韓国人の友達ができたので韓国語も少し話せるようになりました。しかし、「留学は何語を話せるようになりたいか。ではなく、英語で何を勉強したいか。」です。私も台湾で学んだマーケティングの知識を使って、就職先のインターンに活かしています。みなさん周りと比べず、自分がハンドルを握って行動してみてください。応援しています。