2024.07.19THU

世界展開力強化事業(IUEP)第二期生の成果発表会を実施しました

2024年7月18日(木)、白山キャンパス125ホールにて、世界展開力強化事業(IUEP)で受け入れた8人の交換留学生(IUEP第二期生)による成果発表会を実施しました。 

IUEPで受け入れる交換留学生は、来日前に日本語教員によるオンライン面談を行い、来日直後にビジネス日本語能力テスト(BJT)とBEVIを受検します。学期中は、「ビジネス日本語と日本文化Ⅰ~Ⅲ」や日本語に関連する正課科目の履修や課外日本語講座であるSTEP-UP講座の受講を通じて、日本語力を高める学習を行うとともに、長期休暇中にインターンシップに参加し、日本社会や日本企業文化を深く知る体験をします。また、韓国から受け入れる学生は、3+1プログラムの一環で、日本での就職を目指して、就職活動を行います。そして、留学終了間近に2回目のBJTとBEVIを受検することとなっており、この留学によるビジネス日本語力と異文化適応力の変化を数値として可視化できるようプログラムが設計されています。

IUEP第二期生の8名は、ウズベキスタン、オーストラリア、タイ、韓国の協定校から受け入れ、2023年度秋学期から東洋大学での留学を開始し、2024年度春学期をもって、1年間の留学期間を修了します。

IUEP第二期生は、東洋大学でのビジネス日本語を含む日本語学習の成果、インターンシップの経験、異文化/自文化理解力の変化について発表しました。「留学前には持つことがなかった視野を持てるようになった。」、「この留学を通じて、自国の文化を新たな視点で見ることができるようになった。」、「BJTスコアを上げることができた。」、「国費留学に挑戦し、日本で大学院留学をしたい。」、「4社から内定を得ることができた。」など、この1年間の学びや活動の成果や自身の変化、更には将来の計画などが報告されました。その後、1回目と2回目のBEVIの変化と分析について、国際教育センター教員からフィードバックがあり、留学体験がもたらした変化が客観的数値として共有されました。

本成果発表会は、オンライン同時配信で実施し、留学生の所属大学の教員、日本のインターンシップ受け入れ先の関係者、IUEP第二期生をサポートしている日本人学生等も参加しました。

東洋大学では、世界展開力強化事業のプロジェクトを通じて、日本と当該国の架け橋となる高度日本語人材育成を進めるとともに、留学生と本学学生との国際交流の促進をしていきます。