現代語訳『教育的世界観及人生観：一名教育家安心論』 

井上円了が1898（明治31）年に著わした『教育的世界観及人生観：一名教育家安心論』の現代語訳です。後半には、読み下し文も記載しています。

内容は、当時待遇がよくなかった小学校教師に、円了独自の教育論、哲学論をもとにして、小学校教育の重要性とやりがいを説いた書物です。

当時の時代背景や思想等を強調する部分もありますが、円了独自の世界観、哲学が反映した教育論として、現在でも新鮮な知的刺激を覚え、参考になる部分が多くあります。

なお、国際井上円了学会の『国際井上円了研究』 第11号には、原文の英訳が掲載されております。

The Pedagogical View of Life and the World:Or, About Educators' Mental Peace