氏名:小林 佳乃 さん(国際地域学科 国際地域専攻)
留学形態:交換留学
留学先:カリフォルニア州立大学モントレーベイ校(アメリカ)
留学期間:2021年8月~2022年5月
氏名:小林 佳乃 さん(国際地域学科 国際地域専攻)
留学形態:交換留学
留学先:カリフォルニア州立大学モントレーベイ校(アメリカ)
留学期間:2021年8月~2022年5月
モントレーベイ校での生活の様子
モントレーベイ校がある地域は治安が良いように感じます。私はキャンパス内の寮で滞在しており、食事は大学のミールプランや、近くのスーパーで買って自炊をしています。ミールプランが使えきれないほど多いので大学外へ行かなくても食事には困りません。カリフォルニアというとどうしても温かい気候を想像してしまったので半袖や薄手のロングTシャツばかり日本から持ってきてしまったのですが、海がとても近い地域だったので朝夜はもちろん日中も太陽が出ない日はとても寒く、フーディーやコートでないと過ごせませんでした。急遽コートを買ったり母に日本からパーカーを送ってもらったりなど対策をして過ごしています。
モントレーベイ校での授業の様子
授業はコロナウイルスの影響もあり、秋学期はオンラインの授業が多いように感じました。一つの授業に対する授業時間は日本の大学よりも多いと思います。2時間半連続で行われる授業もあります。各授業、一週間毎に課題が出るので授業時間以外は主に課題、予習、復習をすることで時間は潰れます。慣れない英語で課題をするとなるとやはり周りの人よりも何倍も時間がかかってしまうのでなるべく早めに取り掛かることを心がけています。対面の授業ではそれぞれの学生が手を挙げて積極的に発言することや、ディスカッションでは自分の意見をわかりやすく説得力ある話し方で表現していて劣等感をとても感じますが、刺激として大変大きな学習となっています。先生の講義は早すぎて留学当初は聞き取ることができず何度も落ち込みました。一人ずつ意見を言う場面では、何について言っているのかさえ理解できずとても恥ずかしい思いを何度もしました。ですが、前の席に座っている学生や周りの学生がわからないときに教えてくださって助けていただきました。わからないときは先生に質問をしたり言葉でうまく表現できないときはメールを使ったりして何度も質問をしました。
新型コロナウイルスと留学生活
新型コロナウイルスの影響で留学先での生活はもちろん渡航前の準備がとても大変でした。ワクチン接種をすれば留学へ行けると確定したのは渡航予定日の2ヶ月ほど前でそこからの準備は時間がなくとてもハードでした。2回のワクチン接種、コロナウイルス検査と陰性証明書の発行、空港で必要なコロナウイルスに関する書類の準備など例年に比べお金も労力もかかりました。無事現地に着き、生活をするにつれ日本よりもコロナウイルスに関する規制が緩く感じました。公共の場や建物内はマスクの着用が必須となっていますがイベント等は開催されます。感染してしまうと様々な人に迷惑をかけてしまうのでマスクは公共の場以外でも常につけるようにし、消毒液を持ち歩いて生活しました。大学の建物内には消毒液、不織布マスク、アルコールウェットティッシュなど感染対策の物があらゆるところにあり、無料で誰もが利用できる環境が整っています。新型コロナウイルスのワクチン接種、検査なども無料で実施されており、ルームメイトは念の為週2回検査を受けていると言っていました。日本と違って安全に生活できるための手段が豊富かつ簡単に利用できることに驚きました。
最後に
入学してすぐ、すべてがオンライン上の状態で留学に関する情報を集め、出願準備と出願をし、不明瞭な未来のために留学準備を進めていくことはとても大変でした。正解がわからず、誰に頼るべきなのかどう頼るべきなのか全くわからず、同じ1年生の仲間のほとんどはコロナウイルスの影響で留学を諦めている中、なんとなく自分なりに、自分を信じて準備を進めるしかありませんでした。ですが準備を進めるうちに東洋大学に様々なサポートを受ける機会があることを知り、留学相談や英語力を高めるために長期休暇期間は様々な講座を受講しました。留学を目指して利用できるものはできるだけ利用していたところ、留学を経験した先輩方や手厚くサポートしてくださる先生方に出会えました。入学してから11月ごろまで一度もキャンパスに行くことができず一日中ひたすらパソコンと向かい合い準備を進めてきましたが、オンライン上でも学生が最大限機会を利用できるようにしてくださり救われました。出発までが予想を遥かに上回るほど過酷で何度も落ち込むことや涙を流すことがありましたが、自分はなぜ留学したいのか、なぜコロナウイルスという問題が世界中で騒がれており未来は不明瞭であるのに留学に向かって頑張っているのかなど自分の留学したい強い動機を失わず目標に向かっていくことが大事だと感じました。私はまず海外へ行くことが初めてだったので、夜遅くに現地の空港に着き、なんとかホテルへ到着し窓から外の景色を見たとき「こんな状態でやっていけるのだろうか」と不安と孤独感で今すぐ日本に帰りたいと思ってしまいました。留学先でも当初は言語の壁が思った以上に高く逃げてしまいたいこともありましたが、強い動機、自分の成長のために耐えました。どんな場面でも自分にできるかわからないことや不安なこと、劣等感を感じると思います。成功よりもそういった場面のほうが多く感じますし、その度に悔しさでいっぱいになります。ですが、これらは全て自分の成長、経験値に繋がり、成功したときの達成感は今までに経験したことがないほどです。どんなときでも留学への熱意と強い動機を忘れず、自分を信じて過ごすことが大事だと思います。周りにはサポートしてくれる人がたくさんいます。辛いときに頼ることができる機会ばかりです。もし留学へ行こうか迷っているのであれば是非行ってみてほしいです。留学という大きな目標を達成することで得られるものは計り知れないほどだと思います。
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