氏名:武市 明香里 さん(国際地域学科 国際地域専攻)
留学形態:交換留学
留学先:ヴィルニュス大学(リトアニア)
留学期間:2021年8月~2022年6月
氏名:武市 明香里 さん(国際地域学科 国際地域専攻)
留学形態:交換留学
留学先:ヴィルニュス大学(リトアニア)
留学期間:2021年8月~2022年6月
私は現在ヨーロッパの北東部に位置するリトアニアという国で一年間の交換留学をしています。大学に入学するまでは英語が苦手だったので、まさか自分が一年間も交換留学するとは思っていませんでした。
私の留学先であるヴィリニュス大学は長い歴史を持つ大学で、留学生は学部を問わず好きな授業を取ることができます。私は今学期、異文化やリトアニアの歴史や言語を学んでいます。特にリトアニア語を学ぶことは日本人である私にとってとても難しく、英語で他言語を学ぶという経験も初めてのため、後れを取らないようにクラスメイトや先生に質問したりしながらなんとか期末テストまでやりきることができました。リトアニア語がわかってくると、スーパーなどで買い物しているときに知っている単語が出てきたり、現地の人とコミュニケーションをとることが少しずつできてきたりして、難しい反面、楽しさもあります。
リトアニアでの生活は困難の連続です。まず、リトアニア人が思っていたよりも英語が話せないということです。英語が話せないかつ、リトアニア人の性格もオープンではないため、お店などで尋ねても英語がわからないと断られることが多いです。スーパーのディスカウントカードをつくった時もたらいまわしにされ、とても苦労しました。
家族以外の人と住むという経験も初めてのため、寮生活も苦労が絶えません。1人部屋ではないため、自分のやりたいことが好きな時間にできなかったり、冷蔵庫のものが盗まれたりなどの問題もあります。さらに、どこに行っても人がいるため、ひとりの時間をつくることが難しいです。また、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米などあらゆる国の人と共同生活するため、文化の差を感じることもよくあります。しかし、さまざまな国の人と関わることができるとても良い機会です。特に、リトアニアにはヨーロッパからの留学生がほとんどで、日本人はもちろん、アジア人がほとんどいないため、日本から来たと言うだけで「遠いところからよく来たね」と特別扱いされることがうれしかったりもします。日本文化に興味を持ってくれている人も多いです。ヴィリニュスの町を歩いていてもスシレストランやラーメンレストランなどたくさん見かけます。日本から遠く離れたリトアニアでも日本食は根強い人気があると感じます。日本文化のすばらしさを再確認させられます。
ヴィリニュスにある聖アンナ教会