氏名:三木 優香 さん(国際地域学科 国際地域専攻)
留学形態:交換留学
留学先:仁荷大学校(大韓民国)
留学期間:2021年8月~2022年6月
氏名:三木 優香 さん(国際地域学科 国際地域専攻)
留学形態:交換留学
留学先:仁荷大学校(大韓民国)
留学期間:2021年8月~2022年6月
留学までの流れ
私は幼い頃から海外旅行への憧れがありました。中学3年生の冬休みに行った韓国が私にとっての初めての海外旅行でした。それから年に2回は韓国を訪れるようになりました。一冊の本を通じてそれまで読むことができなかったハングルも読めるようになり、今まで以上に旅行が楽しくなりました。そしていつかは私も韓国語を話して仕事がしたいと思うようになっていました。そのため大学受験の際も留学を見据えて東洋大学を志願しました。
大学に入学してからは交換留学を見据えてGPAをキープさせることや韓国語習得に向けてTOPIKの学習を意識して生活していました。時期が来れば夢だった韓国留学にいけると思っていたものの、新型コロナウイルスの影響により、留学は2回の延期となり大学在学中にはいけないと内心諦めかけていました。家で過ごすことが多くなったのでTOEICやTOPIKの学習をしているものの留学に行けない現実にどうしても疎かになってしまう時期もありました。しかしワクチンの普及によって出国の2、3ヶ月前から急に話が動き始めました。それからは出国までやらなければならないことが多く、あっという間に過ぎていきました。行けないと半分諦めかけていた留学が実現するということをなかなか信じられないまま出国の日を迎えたような気持ちだったことを覚えています。
隔離期間
コロナ禍での留学の始まりは思っていたよりも大変でした。特に出国から隔離期間はあらかじめ何度も工程を確認して準備をしていたけれど、いざ直面するとわからないことも多かったです。2週間の隔離期間は最初のうちは今まで忙しく過ごしていたということもあり休息を取ることができたのですが、残り1週間の折り返し地点になると外を歩きたい、誰かに会いたいなど精神的にダメージを受けていました。後半からはオンライン授業も始まったので生活リズムも直り、留学に来ているということを実感できました。
留学先でのオンライン授業
正直留学に来たのにオンライン授業でいいのだろうかと考えたり悩んだりすることは少なくなかったです。オンライン授業なら日本からでも受けることができるし、直接会って意思疎通することに意味があると思っていたからです。もちろんその考えは今も持っているものの、オンライン授業を受ける前と今では成長したと自分でも思えています。まず韓国の大学では日本でのオンライン授業よりも圧倒的に発言の機会が多く設けられています。またオンライン授業は録画した動画を、授業後にアップロードしてくれるので、復習の際や聞き取れなかった部分を再度聞き直すことができます。来年からは対面授業が始まるとのことなので、今の期間はオンラインで伸ばせるところまで言語面を成長させた上で来学期の対面授業の際に活かしたいと考えています。
留学から約100日を迎えて
この留学だよりを書いている時期は韓国に入国して98日目でそろそろ100日という時期を迎えようとしています。暑かった時期に入国したのにすでに韓国では雪が降り朝晩は氷点下になるような季節になっています。現時点で感じることはあっという間の一言に尽きます。コロナ禍の留学は友達を作ることも正直簡単なことではありません。だからと言ってずっと家の中に引きこもって授業を聞くだけというのも留学に来た意味を見出すことができないと思っています。この約100日の間にどうしても1人になってマイナス思考になってしまうことも多かったです。他の留学生の方が充実しているのではないだろうか、自分だけ置いて行かれているのではないだろうかと自問自答することも少なくはなかったです。しかし結局、留学生活においての比べる基準は常に自分であることが重要だと思えるようになりました。1ヶ月前の自分と何が変わったのかを意識することを心がけています。小さなことでも自分の成長を見つけられることで留学に来た意味を感じ次のステップアップにつなげることができると思います。
ハヌル公園にて
キャンパスの紅葉
韓国人の友人と制服レンタルをしてロッテワールド
中間試験前 勉強
最後に
先にも述べたように私の留学生活は100日過ぎたところですがあっという間に過ぎていく日々で帰国までに自分がどれだけ成長できるか、将来にどう活かせるのか不安になる時も多いです。コロナ禍の留学は前例もなく壁が大きいことも事実です。しかし何事も自分の行動次第で変わってくることを痛感しています。勉強一つにしてもそうですが1日1日を無駄にしないように過ごすことは思ったよりも難しいです。しかし自分が夢だった国で勉強できることは、このパンデミックの中でも変わりなく自分を成長させてくれると思います。悔いのない留学生活にするためにも1日1日を大切に過ごして帰国するときには胸を張って全力を尽くせたと思えるようにしたいです。この留学だよりが少しでも参考になれば幸いです。