コロナ禍で学生時にゼミ合宿に参加できなかったゼミOGOBを含めて、卒業生たち7名と教員は、2025年3月8・9日に、学生時代を取り戻すゼミOGOB合宿を東洋大学河口湖セミナーハウスでおこないました。
卒業後もゼミOGOBたちは現役生の就職相談にオンラインで乗ってくれたりしています。働き方に多様性が増したコロナ後、彼らの実際の勤労経験は学生たちの貴重な情報になっています。そういう中で、コロナ禍を経験したOGOBの中から、学生時代に当時の規制により挙行できず参加がかなわなかった対面でのゼミ合宿を体験したいという声が出ました。試しに呼びかけてみると、2020年3月卒業で卒業式が中止された世代や、2018年入学で全くゼミ合宿がなかった世代から参加したいとの声があがりました。
そこで、東洋大学河口湖セミナーハウスでOGOB合宿を開催しました。小雪舞い散る中、セミナーハウスに入り、学生時代を振り返り、コロナ禍を振り返り、最近の近況を報告し合いました。また、富士山観光を目的にインバウンド観光客が多く集まる河口湖岸の大石公園を歩きました。卒業生からは「学生時代に戻ったような感覚になりました」「様々なお話を聞けて大変刺激になりました」などと感想がありました。このような活動を通じて、卒業生がコロナ禍でできなかった学生時代を挽回するとともに、卒業生たちが現役生をこれまで以上に思いやり助けてくれることを願っています。
(文責:国際地域学科教員 久松佳彰)