国際学部国際地域学科の鈴木ゼミ(地域社会学)では、スローシティ運動(イタリア発祥の持続可能なまちづくり)を研究テーマとしています。
2025年1月11日に群馬県前橋市大胡地区にて、鈴木ゼミ生が中心となり、地域住民の方々と前橋市にある共愛学園前橋国際大学の学生さん達と合同で「餅つきイベント」を開催しました。地域の方20人、学生30人のおよそ50人で行いました。
年中行事であった餅つきにちなんで、参加者が力を合わせて餅をつきました。前橋市の赤城エリアの農村地区では、12月末の行事であると同時に、年明けの小正月にも餅つきが行われていました。今回は餅つきを通じて同じ空間で一緒に作業し、出来立ての餅を一緒に味わうことで、地域の文化を実感しながら、より深い交流を生むことができました。
参加者の多くの学生は、実際に餅つきを体験するのが幼稚園以来だったり、初めての体験でした。そのため分からない事が多い状況でした。今回はおひたし、いちご、大福、お雑煮、粉唐辛子の作成に加え、お餅の味付けであるみたらし、黒胡麻、砂糖醤油の役割分担をし、作業を進めました。
お雑煮に使用した白菜や人参などの野菜は活動拠点の古民家「大胡ベース」の畑で収穫しました。もち米やいちごは地域の農家の方からおすそ分けして頂きました。もち米は6升、米換算で60合を使用しました。
餅つきの際には、地域の方々が餅の返し方やつき方を教えてくださいました。私たちも見様見真似で頑張りました。餅つきを通して、いつもよりも深く地域の方と交流ができたので、お正月を感じつつスローフードも感じることのできたとても良い時間でした。
国際学部国際地域学科3年 鈴木ゼミ 杉山萌、鈴木鉄忠教授