トンプソン・リバーズ大学(Thompson Rivers University)
2024年9月29日~11月3日
参加学生数:18名
5週間にわたって国際地域学科の18名の学生が、カナダでの英語研修に参加しました。カムループスは、人口10万の小さな町ですが、落ち着いて安全な環境のもと、ホームステイをしながら学生たちはトンプソン・リバーズ大学(TRU)に通っています。10月16日の研修の様子を紹介します。
午前中は、英語のレッスンを受講しました。今日のテーマは「アイスホッケー」。夕方、地元チームの試合を見に行くので、ちょうどよい事前学習となりました。
午後はカナダの先住民について学びました。この地方の先住民のリーダーであり、TRUの先住民研究所の文化アドバイザーであるTed Gottfriedsonさんが教室に来てくれました。そして、先住民の歴史や文化について、口承で伝わる「歓迎の歌」の実演を交えながら話してくれました。長きにわたったカナダ政府の同化政策のもと、先住民は自分たちの言語や文化を禁止され、アイデンティティ喪失の危機に陥りました。「今、私たちは自分たちの文化の再復興に向けて、努力しています。その成果は少しずつ、目に見える形で現れてきています」と、Tedさんは話してくれました。10月17日には先住民の文化を伝える博物館や学校を訪問して、さらに学びを深めました。
夕方、アイスホッケーの試合を観戦しました。残念ながら、地元チームは負けてしまいましたが、選手同士が激しくぶつかり合うアイスホッケーの醍醐味を堪能することができました。
子島進(国際地域学科教授)
英語講義の様子
先住民の太鼓をたたく学生
アイスホッケーの試合会場