国際地域学科Academic English II(2年生の必修英語)では、4技能を使い、留学や海外でのフィールドワークで実践的に使える英語コミュニケーション力を高めます。
今年前期の授業では、Global citizens(地球市民)をテーマに、プラスチックごみ問題、途上国における開発、難民支援、ジェンダーといった、SDGsに挙げられる課題について英語で学びました。最終プロジェクトとしてグループに分かれ、「東洋大学の学生に向けた提言」「東洋大学学長に向けた提言」のいずれかをテーマに、動画作成を行いました。
各グループで、まず学内に存在する問題を調査し、解決策となる提案を検討しました。
国際地域学科学生ならではの主体性そしてフットワークの軽さを活かし、白山キャンパスを歩き回るグループ、留学生や教授へのインタビュー、そして学外に出向き、調査を行ったチームもありました。
(CO2削減を主導するために、通学に自転車の活用を提言したチームが作成した、文京区近辺大学の駐輪場マップ)
(動画作成を学内で行う様子)
(学食のフードロスに対する問題提起したグループ)
初めて動画作成をする学生も多い中、クリエイティブな作品が集まり、英語でのナレーションや字幕も、完成度の高い仕上がりとなりました。また、東洋大学生独自の目線による問題提起や、学内でできる小さなアクションの紹介が、それぞれの動画で紹介されました。
最後の授業では上映会を行い、互いにフィードバックをし合いました。
学生のコメント
最終プロジェクトでは、今まで学んだことを活かしながら授業内外でメンバーと協力して取り組みました。個人作業の発表型プレゼンと比べ、仲間との話し合いを通してテーマについてより深く考えることができるため、単なる課題ではなく、Global Citizens について一人一人が意識を深める機会になっていたと思います。
私は今年の秋から1年間長期留学に行く予定があり、英語力はもちろんのこと、様々な文化的背景を持つ人々との交流を通して、地球市民としても成長することができるチャンスだと考えています。授業全体で学んだことに対して更に理解を深め、留学をより良い経験にしていきたいです。
国際学部国際地域学科 山本貴恵 講師