国際地域学科の鈴木ゼミ(地域社会学)では、スローシティ運動(イタリア発祥の持続可能なまちづくり)を研究テーマとしています。
2024年5月11日に群馬県前橋市大胡地区の空き古民家(通称、「大胡ベース」)で行った月一回の定例イベントについて報告します。この定例イベントは、地域で使われなくなった耕作地で四季の野菜を地域の方々と育てて、そこで採れた野菜を活かした食イベントを企画し、地域内外の人びとが交流できる場をつくることを目的としています。
今回は任意団体「前橋赤城マイマイの会」のみなさんと共愛学園前橋国際大学の学生さんと一緒に夏野菜の苗植え、お茶摘み、ピザパーティーを行いました。
苗植えではきゅうりやなす、トマトやししとうなどの夏野菜を植えました。
僕自身は初めての農作業で慣れないことばかりでしたが、地域のみなさんが手取り足取り優しく教えてくださり、共愛学園前橋国際大学の学生さんと協力しながら頑張りました。
作業中には、「今日植える野菜だとトマトが一番育てるのが難しいんだよ」「なすは根を広く張るから、他の野菜よりも間隔を空けて植えてね」などと野菜の知識を教えてくださり、楽しく生きた学びのある農作業でした。今回植えた夏野菜がどのように成長するのかとても楽しみです。
ピザパーティーでは、自前のピザ窯と前橋市富士見地区の幻の小麦"農林61号"を使って、ふきのミートソース、たけのこの味噌チーズ、りんごの3種類のピザを作りました。そして畑で採れた野菜を活かしたスープを作りました。
たけのこやふき、小松菜、ほうれん草なども大胡ベースで採れたものを使用し、みんなで食べるというまさにスローフードな体験でした。暑い中作業した後に食べるピザは最高に美味しかったです。
今回は地域の方々と同じ時間を共にし、地域で採れた食材を料理して食べるという、とてもスローな体験をすることができました。
今後もこの古民家を通して、どのように前橋市に貢献することができるかを模索し、地域のみなさんと一緒に活動を行っていきたいと思います。
国際地域学科3年 鈴木ゼミ 堀金海亜