2026年6月27日、国際地域学科山本貴恵准教授が本学の協定校、米ディポール大学日本研究学科の近松暢子准教授との共催による「日本と海外をつなぐCOIL実践シンポジウム2026」を開催しました。なお、本シンポジウムは井上円了記念研究助成における国際共同の一環として開催されたものです。
台風の接近に伴い、オンラインでの開催となりましたが、全国各地、そして海外からも教育実践者・研究者・学生が集い、充実したシンポジウムとなりました。本学科からは山本准教授、田中美彩都講師が発表者として登壇しました。
シンポジウムは、「協働と学びのデザインを探る」をテーマに、COIL(Collaborative Online International Learning)やVirtual Exchangeの実践を共有し、これからの国際協働学習の可能性について考えることを目的として開催されました。
基調講演では、ディポール大学のGian Mario Besana教授より、Bridging Classrooms, Building Readiness: Global Learning, COIL, and the Skills That Actually Matterと題し、AI時代において人間に求められる能力や、COIL・Virtual Exchangeが育むグローバル協働能力についてご講演いただきました。続いて、関西大学の池田佳子教授より、日本のCOIL実践の現在地:広がりと、社会に届く価値への展開と題し、日本におけるCOIL実践の発展や制度的課題、そして学修成果を社会的価値へとつなげていくための展望についてご講演いただきました。
実践発表では、日本・アメリカ・メキシコ・韓国の大学におけるCOIL、Virtual Exchangeの多様な取り組みが紹介されました。テレタンデム、キャリア教育をテーマとした日米COIL、日韓オンラインディベート、そして学生による体験発表など、教育現場に根ざした実践が共有され、参加者からは多くの質問やコメントが寄せられました。発表後の質疑応答では、授業設計や教員間連携、学生の学習成果、今後の展開について活発な議論が行われ、参加者同士が新たな視点や実践のヒントを得る貴重な機会となりました。
対面で交流できなかったことは残念ではありましたが、このような状況でもオンラインを通じて教育実践や研究を共有し、新たなつながりを築くことができたことは、COILやVirtual Exchangeが持つ価値を改めて実感する一日となりました。距離や環境を越えて人と人とが学び合えることこそ、これからの高等教育における国際協働学習の大きな可能性であると感じています。
ディポール大学Gian Mario Besana教授による基調講演
荒巻副学長による開会の挨拶