ShIPフィリピンコース セブ島沖地震緊急支援ボランティアに参加
ShIPフィリピンコース セブ島沖地震緊急支援ボランティアに参加
2025年10月2日、本学国際学部国際地域学科の学生約30名が、ShIPフィリピンコースの一環として、セブ島沖地震の緊急支援ボランティア活動に参加しました。
サンカルロス大学の学生と一緒に支援物資の梱包作業をしている様子
9月30日夜、フィリピン・セブ島沖でマグニチュード7.0の地震が発生し、セブ島北部を中心に家屋倒壊など甚大な被害が発生しました。現地滞在中だった本学学生は、受入先であるサンカルロス大学(University of San Carlos)の学生と協力して、セブ市内のボランティアセンターで支援物資の仕分け・梱包作業などの活動に参加しました。
参加した学生の声
国際地域学科1年 三河璃乃さん
ここでのボランティアという貴重な経験を出来たことをありがたく思います。大きな地震だったので被害も多く、現場の雰囲気が心配でしたが、実際に行ってみると人々はみんな活気があって、驚きました。突然来たにもかかわらずみんなフレンドリーで、見知らぬ私たちを笑顔で受け入れてくれて嬉しかったです。私たちはお米を測り仕分けるという作業をしましたが、周りの人達が親身に教えてくれて協力することができました。短い間でしたが困難な状況でも、協力して本当にみんなが活気的な様子が印象的でした。
国際地域学科1年 小原良偉斗さん
最初は、病院のような場所でボランティアをする予定でしたが、すでに多くの人が集まっていて、十分な人手があるようでした。そこで私たちは、別の場所に移動するように案内されました。私は「せっかく来たのに何もできないのはもったいない」と感じましたが、現地のバディが「こういうことはよくあるんだよ」と教えてくれて、こうした状況にも柔軟に対応できるようにならなければと思いました。
次に向かったのは、大きな倉庫のような場所でした。中は人でいっぱいで、冷房もなくとても暑かったですが、すでに多くの人が懸命に働いていました。私たちもその中に加わり、お米を被災地に送るために小分けにして袋詰めする作業を行いました。現地の方々はとても親切で、忙しい中でも丁寧に作業のやり方を教えてくださり、現場の雰囲気はとても温かいものでした。
作業中はみんなが真剣に取り組んでいて、時間が経つのがあっという間でした。正直に言うと、一つの作業に対して人が多かったため、自分が思っていたほどの作業量はできませんでしたが、それでも現地の方々は短い時間しか手伝えなかった私たちにもたくさん感謝の言葉をかけてくださいました。その優しさがとても心に残りました。被災者を支援するために多くの人々が即座に行動している姿を見て、地域の絆の強さやコミュニティの力を実感することができました。
(英語原文:At first, we went to a hospital-like place to help, but it seemed that there were already enough people there. So we were told to move to another place. I really wanted to help, so I felt that waiting there was a waste of time. But my buddy told me that this kind of situation often happens, and I thought I should get used to it.
The next place we went to was a large warehouse. It was full of people, and very hot because there was no air conditioning. Many people were already working when we arrived, so we joined them. Our task was to pack rice into small portions to send to the affected areas. The local people were very kind and taught us patiently, even though they were busy. The atmosphere there was really nice.
During the work, everyone was doing their best, and time passed quickly. To be honest, there were too many people for one task, so I couldn’t do as much as I wanted. Still, the local people thanked us a lot, even though we only helped for a short time. I really appreciated their kindness, and I was happy that they accepted us. Seeing so many people quickly taking action to support the victims made me realize how strong their sense of community was.)
現地受入校担当者の声
サンカルロス大学 Virgil Quiapo氏
私は、すべての学生がボランティアに参加できる場所を見つけることができて、とても嬉しく思いました。というのも、他の地域はすでにボランティアでいっぱいだったからです。どの学生も素晴らしい経験をすることができたので、本当に良かったです。それは、彼らが心から「人の役に立ちたい」という純粋な思いに突き動かされて行った、完全に自発的な行動でした。さらに、私たちの小さな取り組みがメディアやセブ州政府に認められたことにも感謝しています。
(英語原文:I was so happy to find a place where all the students could volunteer, especially since other areas were already full of volunteers. I was glad because every student had an amazing experience. It was a purely voluntary act, driven by their genuine desire to help. I was also grateful that our small effort was recognized by the media and the Cebu Provincial Government. )
現地メディアの取材を受ける本学学生の小出和希さん
今回の活動は、予期せぬ災害下で「自分たちにできることをしたい」という学生たちの思いから始まりました。限られた時間の中でも、現地の人々との協働を通して、フィリピン社会の助け合いの精神や、災害時におけるコミュニティの力を肌で感じる貴重な経験となりました。参加した学生の多くが「人道支援や国際協力への関心がさらに高まった」と語っており、この経験が今後の学びや進路選択にも大きな影響を与えることが期待されます。
執筆者:国際学部国際地域学科 近江加奈子 助教