北欧でのフィールド調査実習(2024 SFS北欧)
北欧でのフィールド調査実習(2024 SFS北欧)
国際地域学科では、国内外で様々なフィールドワークを行っています。北欧をフィールドとした研修も2014年度から行ってきましたが、2024年夏は学生が主体的に調査計画を立ててフィールドワークを行う「フィールド調査実習」(正課科目, Student-led Field Study SFS)として、8月18日から30日まで、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークの4か国にまたがるフィールドワークを実施しました。
13人の参加者は、それぞれ民主主義、人権(少数民族、ジェンダー、性的マイノリティの権利など)、教育、環境などの調査テーマを設定して調査を行いました。
春学期を通して行った事前学習授業では、各テーマについての北欧の取組に関する情報収集・共有からはじめ、調査の設計をしながら、インタビュー対象となる個人や団体を調べ、調査内容を具体化した上で、教員の指導下でアポイントメントをとっていきました。現地では6,7月が夏休みとなるため、なかなか連絡がつかず苦戦が続きました。
最終的に、ノルウェーのサーミ学校やフィンランドのサーメ高等教育センター、フィンランドの放射性廃棄物最終処分場やヨーロッパ環境都市の指定自治体、フィンランドとスウェーデンのLGBTQ+当事者団体、フィンランドのホームレス支援・当事者団体、デンマークの市議会議員、フィンランドの大学・基礎学校など、様々な団体や機関等でインタビューをすることができました。
学生たちは、インタビューや見学の合間を縫って、現地の学校の学生たちとサウナで交流をしたり、街や森を歩いたりしながら、美しく快適な北欧の夏を楽しみました。
担当教員 東洋大学国際学部教授 藪長千乃