国際地域学科は留学に力を入れています。そこで大事だと考えているのは、学生が自ら運転席に座って自分でハンドルを握って留学を達成していくことです。それを1年生に「感じて」もらうために、授業の中で、先輩学生の体験談の共有を積極的に行っています。
1年生必修授業の「国際地域学基礎Ⅰ」の第2回(2025年4月22日)では「国際地域学科とグローバル人材の育成」と題して、新入生ガイダンスで導入した様々な国際交流・留学および支援プログラムを紹介し、合わせて国際地域学科の特色としても実施しているShort Intensive Program (ShIP)に参加した先輩学生の話をパネル形式で共有しました。
今回はフィリピン、マレーシア、カナダでのShIP(事前学習+5週間の海外学習+事後学習)に参加した3人の学生のお話を伺いました。
「英語の成績があがりました。異文化交流で自分も強くなったと思います。また、フィクションじゃないリアルな貧困を感じることができました。フィリピンは学生が伸びていくプログラムだと思います。」(フィリピン留学)
「英語をテストの科目ではなく、コミュニケーションの手段としてとらえることができました。今後の長期の交換留学へのステップアップができました。バディ(現地学生)とのかかわりはマレーシアの魅力です。」(マレーシア留学)
「英語のスコアが上がったのはもちろんのこと、自分の価値観が変わったと思います。決断力が自分についたと思います。ホストファミリーとのやりとりも最初は戸惑いが大きかったのですが、振り返ってみると非常に貴重な経験でした。また奇跡的にオーロラも見ることができました。」(カナダ留学)
三人とも一ヵ月という期間が英語力向上、また今後の学習への意識付けに丁度良い長さであったと話していました。授業後も、1年生から多くの質問が挙がっており、また「今日の授業を通じて、迷っていた留学に対して背中を押してもらえた」といった声が聞かれました。
司会を務めた山本先生と三人のパネリスト学生たち
(国際学部国際地域学科教員:山本・久松)