経済経営研修を実施しました(2025年3月) 羽田クロノゲート&クロネコヤマトミュージアム訪問
経済経営研修を実施しました(2025年3月) 羽田クロノゲート&クロネコヤマトミュージアム訪問
(羽田クロノゲートにて巨大なクロネコの前で集合写真)
学生の声から研修を紹介します(使用許可を得て、最終エッセイからの採録です)。
『この研修では、独占的競争や広告、ブランド、マーケティングの一連の流れ、財務分析の基礎、企業の社会的責任論であるCSRと戦略について学んだ。その後、ヤマトグループの羽田クロノゲート見学コースと歴史館を見学し、実際にヤマトグループが実践していることを項目ごとに比較した。』(2年 亀田さん)
『本講義では企業の差別化戦略や財務分析、社会的責任について学ぶ機会を得た。マーケティングの観点から見ると、企業は広告や懸賞など様々な手法を用いて競争力を高めているが、ヤマト運輸の差別化という部分において、都市部では従来の方法で荷物を配送する一方、地方では貨客混載という手法を導入しており、これによりコスト削減を実現すると同時に、地域社会との連携を強化している。この制度は、ドライバーの負担軽減や運送コストの最適化をもたらし、協力する企業もヤマト運輸からの支援で運営が可能になるため、双方にとってメリットのある仕組みである。
財務分析の面では、ヤマト運輸は佐川急便と比較して必ずしも高い利益を上げているわけではない。小倉昌男は「サービスが先、利益は後」という理念を掲げており、利益を上げることよりも顧客との信頼関係を築くことを重視している。ヤマト運輸にとって、顧客からの信頼は利益以上に価値のあるものであり、現在の経営にも反映されている。例えば、一人暮らしの高齢者向けに見守り支援や買い物支援を行うなど、高齢化社会の課題解決に積極的に取り組んでいる点は、単なる宅配業務にとどまらない企業の姿勢を示している。
実地研修の場である羽田クロノゲートは国内最大級の物流ターミナルであり、最先端の仕分けシステムを導入し、素早くかつ効率的な物流を実現している。また、単なる荷物の輸送にとどまらず、医療機器のメンテナンスや精密機器の修理など、付加価値の高いサービスを提供している点も特徴である。ヤマト運輸は、ただの一宅配業者ではなく、「問題解決の手段を提供する会社」であるという理念のもと、物流を通じて社会に貢献している。利益を最優先とせず、顧客や社会との信頼関係を重視する経営方針は、他の宅配会社とは異なり、ヤマト運輸の強みとなっている。』(2年 高見澤さん)
(クロネコヤマトミュージアムにて集合写真)
『今回の研修では、まず独占的競争、マーケティング、財務分析、社会的責任について学び、その知識を入れてから、羽田クロノゲートやヤマト博物館に見学に行き、実際ヤマト運輸がどのようなことを行っているのか、競合他社である佐川急便とどのように差別化を図っているのかについて学んで、座学だけでは学ぶことのできないことをたくさん学ぶことができた。今後の研修も同様に現場でしか学べないことを学んでいきたい。』(2年 白田さん)
今後も国際地域学科では現場主義にたって学生の目線から研修に取り組んでいきます。(国際地域学科教員 久松佳彰)