● 学部との違いは?
学部生では多くの場合、研究に専念する期間が、4年生の1年間だけとなり、なかなか1から研究計画をたて進めることは困難です。修士課程では、文献等から情報収集し指導教員と議論し研究を進め、博士課程では1から研究をデザインします。これらの経験を通じて高い思考力やプレゼンテーション能力が培われます。
● 大学院修了後どのような進路がありますか?
食品分野や製薬会社関連の分野に就職している先輩が多くいます。博士後期課程に進む大学院生もいます。修士号や博士号が前提として求められる職場への就職や、給与が上がるといったメリットもあります。
例 : 株式会社Mizkan(製造・生産関連職)、ヴィディヤジャパン株式会社(開発・研究職)、筑波乳業株式会社(総合職)、株式会社アルプロン(開発・研究職)、協同乳業株式会社(総合職)、サンエイ糖化株式会社(総合職)、ダイドードリンコ株式会社(総合職)、株式会社ファンケル(総合職)、日水製薬株式会社(生産管理・品質管理職)等。
● 学費が高そうで心配・・・
食環境科学部の約半分ほど(800,000円)です。もちろん、決して安い金額ではありませんが、学内給付型の奨学金(例、東洋大学大学院第一種奨学金:30万円)や、民間財団の奨学金等を活用している先輩がいます。
本学ではさまざまな奨学金を紹介していますが、申し込み・手続きは入学後になります。詳しくは、入学後のガイダンスで説明します。日本学生支援機構奨学金については予約採用は行っておりません。4月に申し込むと貸与開始は7月となります。
セメスタ制を採用している専攻では半年ごとの休学が可能です。休学の在籍料は半年で1万円です。セメスタ制でない専攻の場合は1年間単位での休学になり、在籍料は2万円です。休学中でも図書館など学内の施設が利用できますので、自分のペースで研究を続けることができます。
食環境科学研究科では2016年4月より修士課程において長期履修制度を導入します。詳細はこちらを参照ください。
職業(勤務の都合)や、育児、親族の介護のため、標準修業年限(2年)で修了することが困難である場合、標準修業年限を超えた一定の期間(長期履修期間)にわたり計画的に教育課程を履修することを可能とする制度です。長期履修期間は、3年です。
博士後期課程では長期履修制度は行っておりませんが、博士後期課程の修業年限を超えて在学される方の授業料を通常の半額に設定しています。3年間で博士学位を取得できることが望ましいのはもちろんですが、仕事や家庭の事情で3年を超えて在学する場合、授業料は半額となり、一般施設設備資金はいただきません。