第7回:長岡祐也さん(理工学部生体医工学科2014年卒業)

🔷前例のない仕事への挑戦🔷

現在の仕事について】

 当社はモノづくりのプロセスに必要不可欠な研究開発をサポートするメーカー商社です。あらゆる産業の先端技術の発展に貢献できるのではないかと魅力を感じ、入社しました。現在は営業支援と人材能力開発室の2つの部門 にまたがる仕事をしています。

 営業支援では特注製品の設計から導入後の調整まで、技術面でのサポートをしています。また、最新のマーケット 情報を収集し、商品の新しい展開に向けた支援や弊社営業ひいてはお客様への情報提供なども行っています。

 人材能力開発室では、採用や社員教育・研修に携わっています。ヤマト科学の社員全員が力を発揮できる環境を整 える役割です。お客さまと社内の各現場を、人と技術の両面でつなぐ。とてもやりがいのある現場です。

 

【前例のない仕事への挑戦】

 先端技術を研究するお客様からの要望は、型にはまらないものばかりです。ある製薬会社様からのご相談で、忘れることのできない仕事があります。規格品では要望に合わせることができず、実績の無い特注仕様を提案することとなりました。要望をヒアリングしながらモックアップ(模型)を作り、お客様と一緒に試行錯誤して製品設計を進めました。途中、部品の手配ミスや性能検証試験の対応に追われる時もありましたが、社内の関係部署や仕入先に多大なご協力をいただき、大きなトラブル無く進めることが出来ました。

 前例の無い仕事を進めるには、お客様の抱える課題を整理し、社内外の関係者と連携を深めることが重要であると気づかされました。とても大変でしたが、貴重な経験だったと感じています。

 要望に要望に真摯に向き合い、検討を繰り返す。先端技術を研究するお客様に応える仕事は、まさに前例のないことへの挑戦の連続です。製薬業界では、使用する機器の内容を機密とすることがほとんどですが、「社外に自慢したい」と笑顔を見せてくださり、その一言が本当にうれしかったです。

 

【後輩へのメッセージ】

   仮説を立てて検証を繰り返す科学の視点、自ら問いを投げかけ探究する大学での学びは、どんな分野に行っても自分の能力を引き出してくれる素地となっています。今の学びを深めるだけでなく、どんなものにも興味を持って枝葉 を伸ばしていってほしいです。

 縦にも横にも枝が伸びていれば、栄養が集まり、幹が太くなる。そうすればしっかり とした根が張れ、社会に出た時にはどんなことにも前向きに取り組むことができる土台ができるのだと思います。    

 最後に、弊社では理工学部OBが営業/開発設計/生産技術/生産管理と様々な職種で活躍しています。私たちの生活を より便利に安全にしている技術の根幹には、先端技術を生み出す研究開発が必要不可欠です。 全社員が一丸となり、科学技術の進歩発展に挑戦しています。そんなヤマト科学でこれからの科学技術の発展に貢献したい方、多くのことにチャレンジしたいと思っている方、是非一緒に仕事をしてみませんか?


【ヤマト科学株式会社 https://www.yamato-net.co.jp/