2025.07.01|TUE
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2025年7月1日、東洋大学バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターβ棟1階ロビーにおいて、「第3回(2025年度第1回)サイエンスカフェ」を開催しました。本イベントには、学生20名、教職員15名、企業・機関より1名の計36名が参加しました。
今回のサイエンスカフェは、「博士になるということはー民間企業編―」というテーマで、博士課程を修了されて民間企業で活躍されている講師を2名招待して、博士課程中、博士取得後の企業での活動などについて、話をしていただきました。学生から事前に講師に質問を集め、講演後に双方向で話をするパネルディスカッションの時間も設け、学生が博士進学について、思ったことを率直に経験者に直接聞いてみるという機会を設定しました。
今回の講師、一人目は、東洋大学で学部から博士後期課程に進学して博士号を取得後、バイオナノ研究センターで研究助手を務められた後、オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社に異動された東 利晃 博士です。東 博士が博士課程に進学された当時は、周りがみんな博士課程に進学するのが当たり前という雰囲気があり、研究を進めたいという気持ちが強く進学を決意されました。原子間力顕微鏡やラマン顕微鏡などを駆使し、最先端研究を行なっておられましたが、現在の企業に移動される転機があり、その経緯について拝聴することができました。企業に入社された後の活躍や博士号を持っているメリットなどについても学生からの質問に一つ一つ答えてくださり、博士進学の意義が学生に伝わったと思います。
もう一名の講師は、シスメックス株式会社の堀井 和由 博士です。堀井 博士も大学院に進学して、博士課程に進学するときは、研究をもっと深く実施したいという気持ちが強く迷いなく進学されたということをお話しになられました。企業に入社されてから、研究開発に携わり、2つの製品を世の中に出すことができたという話は、博士進学があったこその成功体験であるということを説明されていました。転職という転機があったのですが、やはり博士号を持っていることで、選択肢の幅が広がるという話があり、学生にとっても有意義な情報になったと思います。現在は、小型の血液検査装置に関する製品開発に従事され、社会実装へ向けて活動を実施しており、楽しく日々過ごしているとお話しされていました。加えて、企業組織の中での博士号取得者の配置分布に関する説明もしていただきました。
オックスフォードインストゥルメンツ㈱ 東 博士
シスメックス㈱ 堀井 博士
パネルディスカッションでは、学生からの質問も多くありましたが、参加者の教職員や企業研究員からの実体験について拝聴することができました。根岸センター長、電気電子情報工学科の浦井先生、URAの青柳様、日立製作所の菅原様からの実体験や進学のすすめは、学生にとって、とても興味深い内容となったと思います。
サイエンス・カフェは、カフェの雰囲気で参加者がお互いに質疑応答や意見交換を行う機会を創出しています。この取り組みは、様々な話題について、お互いの意見を述べ合って、話を聞いて、視野が広がる良い場として機能していると思いますので、引き続き、サイエンス・カフェの開催を継続して行きたいと思います。
β棟1階施設見学
概要
開催日時: 2025年7月1日(火)15:30~17:00
場所: 東洋大学 バイオ・ナノエレクトロニクス研究センターβ棟 1F ロビー
形式: 対面
プログラム: 15:30-15:35 山口副センター長 挨拶
15:35-16:00 講演1
16:00-16:25 講演2
16:25-16:45 パネルディスカッション
16:45-16:55 BNC見学(β棟1階)
16:55-17:00 根岸センター長挨拶
登壇者: 東 利晃 博士 (オックスフォード・ インストゥルメンツ株式会社)
堀井 和由 博士 (シスメックス株式会社)