2024.11.15|FRI
2024.11.15|FRI
2024年11月15日金曜日に、東洋大学井上円了ホールにて、東洋大学アジア文化研究所と復旦大学発展研究院との共催で、錚々たる皆様のご参加、御力添えをいただきまして「日中における経済発展と金融政策」が開催されました。
開催概要
日時:2024年11月15日(金) 13:30~18:30(13:00開場)
場所:東洋大学白山キャンパス 5号館地下 井上円了ホール
開催趣旨
本シンポジウムは、日本と中国の経済政策及び金融政策を基本課題とするものであります。
ポスター本企画の立案は、復旦大学発展研究院金融研究センター所長の孫立堅教授はじめ、楊秋怡所長補佐らのご尽力になるものであり、深く感謝申し上げます。同時に、本企画は、東洋大学アジア文化研究所で10数年来継続してきました、中国の一帯一路政策並びに途上国のインフラ建設のために設立されたアジアインフラ投資銀行(略称AIIB)に関する共同研究の趣旨に沿うものであることから、ここに、共同開催という形で広く研究成果を世に問うこととなりました。今日、日中間には様々な問題があろうかと思います。しかし、それを乗り越えながら、多数の日本企業が中国で経済活動を展開しております。本日の発表の成果は、こうした企業、さらには今後、中国との間で経済活動を展開しようとしている企業にとっても有益な視点を提供するものと確信しております。
国際シンポジウム開催に先立ちまして、まずは東洋大学矢口悦子学長より、ご挨拶を頂きました。東洋大学創立からの結び付きがある復旦大学とのご縁、そして今後についての展望、本日の講演がいかに貴重で、学生にとっても、有識者から日中における経済を、生の声で聴く事ができる非常に有意義のある会であることをお話しいただきました。
第一セッション、基調講演として日中の最前線に立って国務の重責を担ってこられた、中尾武彦氏(元アジア開発銀行総裁、住友商事顧問・国際経済戦略センター理事長)、管涛氏(中銀証券グルーバルチーフエコノミスト)、そして福本智之(元日本銀行国際局長、大阪経済大学経済学部教授)の3名より、国側、すなわち政策する側からの視点を交えた貴重な講演を発表頂きました。
第二セッションでは、日中の経済政策、金融政策について研究を続けられている関志雄(野村資本市場研究所 シニアフェロー)、孫立堅(復旦大学発展研究院金融研究センター長・復旦大学経済学院教授)、中村純一(元日本政策銀行設備投資研究所副所長、経済学部教授)の3名の研究者の皆様より、政策の外側からの視点で、今後の日中における問題と期待をわかりやすくご講演いただきました。
最後は、学長も期待されていた講演者全員による、総括と質疑応答を開催し、会場の参加者との白熱したやり取りが行われ、盛況のうちに終了となりました。
なお、学校法人東洋大学 安斎理事長も会場にお越しになり、第一セッションを熱心に聴講いただきました。第二セッション前の休憩時には管涛氏、復旦大学の孫教授と短い時間ではありましたが、様々な会話を楽しまれ今後の日中の金融政策についてもお話しされていらっしゃいました。
参加登録者数は、最終的には360名となり、そのうち外部からの参加者は60名程度、あと大半は東洋大学の学生の参加者が目立ちました。先生に言われたから、なんか友達が行くから、凄い人が来るみたいだから…どんな動機でも良いので、たくさんの学生に参加いただけたのが、非常に良かったと感じております。すぐに帰ろうと思ったけど面白かったので結局最後まで参加しました。参加して良かったと言って帰った学生もおりました。
今後も復旦大学との共催でシンポジウムの開催を考えておりますので、またのご参加をどうぞよろしくお願いいたします。